石垣市議会、自衛隊に感謝決議

石垣市議会、自衛隊に感謝決議

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八重山日報

 石垣市議会は20日の最終本会議で、緊急患者空輸や不発弾処理などで市民、県民の生命を守る任務を遂行している自衛隊に感謝する決議を賛成多数で可決した。同様の決議は那覇市、宮古島市に次いで県内3カ所目。

 決議では、沖縄の日本復帰の年である1972年に始まった緊急患者空輸の搬送数が今年4月6日、1万件に達したことに言及。不発弾処理、行方不明漁船の捜索などの活度を挙げ「市民・県民の命を守る活動を継続して行っている」と指摘した。

 自衛隊と同様、復帰以来、3千百件余の離島患者空輸などを実施している海上保安庁の活動も挙げ「市民・県民の命を守る任務遂行に対して、深甚なる敬意と感謝の意を表する」としている。

 我喜屋隆次氏が提案し「那覇、宮古島市議会の決議の文言を参考にした」と説明した。

 野党の内原英聡氏が反対討論し「私自身は感謝しているが(自衛隊以外にも)福祉、介護、子育て、教育、医療関係者など、さまざまな方がいる。この決議案は感謝が足りない」と述べた。

 与党の友寄永三氏が「(復帰)50年の大きな区切りにしっかりと感謝を自衛隊に伝えることは大事だ」と賛成討論した。

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