東京都、都立広尾病院など3病院を「コロナ専門」に…700人受け入れへ

東京都、都立広尾病院など3病院を「コロナ専門」に…700人受け入れへ

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読売新聞オンライン

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は13日、都立病院と都保健医療公社病院の計3病院を、実質的な新型コロナの専門病院とする方針を明らかにした。 

 関係者によると、3病院は都立広尾病院(渋谷区)、公社豊島病院(板橋区)、公社荏原病院(大田区)。重症者計約25人を含む計約700人を受け入れる。

 広尾病院は新型コロナ以外の患者の入院・診療を全て休止し、豊島と荏原の両院は妊産婦と新生児に対応する周産期や精神科の救急患者を除き、入院・診療を休止するという。3院では現在、計約100人の新型コロナ患者が入院しているが、専門病院化により、さらに600人ほどの受け入れが可能になる。

 新型コロナ患者向けの病床は現在、都内で4000床が確保されているが、最近の感染者急増で12日時点の入院患者は3427人に達するなど、医療体制は逼迫(ひっぱく)が続いている。このため都は、都立・公社病院の新型コロナ患者向けの病床数を、現在の計1100床から1700床に拡大する方針を示していた。

 都内では東海大付属東京病院(渋谷区)と旧都立府中療育センター(府中市)が既に新型コロナの専用病院として運用されている。

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