千葉刑務所で２２日、受刑者ら３４人が新型コロナウイルスに集団感染したことが新たに分かりました。

　法務省矯正局によりますと、新型コロナウイルスによる感染が新たに分かったのは、千葉刑務所の受刑者ら３４人です。千葉刑務所ではこれまで、職員７人と受刑者５人の感染が明らかになっていて、感染者の人数はあわせて４６人に上っています。重症者はいないということです。

　矯正局は、１７日に感染が分かった男性刑務官の１人が受刑者らと接触する業務を担当していて、この刑務官から受刑者らに感染が広がった可能性があるとしています。

　千葉刑務所では当面、刑務作業を取りやめたり、感染者を隔離したりするなどの措置をとるということです。矯正局は集団感染を受け、「感染ルートや経緯を踏まえて、今後、適切に対処していく」とコメントしています。

　刑務所では新型コロナウイルスによる集団感染が相次いでいて、横浜刑務所でも、２２日までに職員１５人、受刑者ら８７人が感染したことが分かっています。（22日19:59）