「しばらく息を整える」コレイル非正規職スト、幹部ストに転換

「しばらく息を整える」コレイル非正規職スト、幹部ストに転換

「共同対策委を通してさらに広く連帯し、準備ができればまたストライキに突入」

 

パク・タソル記者 2021.01.15 12:55

 

 

 

66日間ストライキをしている鉄道労組コレイルネットワークス支部と 鉄道カスタマーセンター支部が、ストライキ戦術を幹部ストライキに転換する。 組合員は現場に戻り現場闘争を始め、 労組は組織を再整備してまた強力な闘争に立ち上がる計画だ。

鉄道労組コレイルネットワークス支部と鉄道カスタマーセンター支部は 1月15日午前、ソウル駅、釜山駅、大田駅、光州松亭駅で 全面ストライキ闘争勝利決意大会を開き、こうした内容を発表した。

二つの支部は 「1000人ほどの仲間が2か月以上熱心に闘争したが、 鉄道子会社支部のストライキだけでは政府政策を変えるのが難しいことを確認した」とし 「鉄道子会社支部は今日からハンストではなく、 公共機関子会社の労働者たちと市民社会団体の仲間たちと共に、 社会的にさらに大きな闘争を作るため、 しばらく息を整える幹部ストライキにストライキ戦術を転換する」と明らかにした。 これに伴い、無期限ハンストみをしていたチョ・サンス鉄道労組委員長、 ファン・サンギル鉄道労組ソウル地方本部長、 ソ・ジェユ コレイルネットワークス支部長、 チョ・ジヒョン鉄道カスタマーセンター支部長の幹部4人も 6日間のハンストを中断した。

この日のソウル駅決意大会には、 組合員、労働・市民社会団体連帯者など170余人が集まった。 コレイルネットワークス支部のチョン・ミョンジェ調査部長が コレイルネットワークス支部ソ・ジェユ争議対策委員長の大会発言を代読した。 ソ・ジェユ争議対策委員長はこの日、釜山駅で決意大会を率いた。

ソ争議対策委員長は 「今日、われわれは闘争の旗を掲げて現場に戻る。 幹部と解雇者がストライキの旗を掲げているように、 ストライキは終わっておらず、 さらに新しい闘争とストライキ戦術のためだ」とし 「『一生最低賃金』と『雇用不安』に苦しむ人生を変えるために立ち上がった、 これ以上奴隷であることを拒否して、堂々たる歴史の主人として 闘争の旗を掲げたこの歩みをわれわれは止めることができない」と明らかにした。

続いて「われわれはストライキに参加していない人々と、 ストライキに参加してやむを得ず復帰した組合員を抱きしめて闘争し、 またさらに大きく固い隊伍でストライキに立ち上がる。 それが丸腰で闘争の旗を掲げて現場に戻る理由だ」とし 「われわれは共同対策委を通じてさらに広く連帯し、 社会的に知らせていき、 その準備ができれば皆がストライキの旗を持つ」と明らかにした。

鉄道労組のチョ・サンス委員長は、中央争議対策委員会委員長として 生活賃金争奪と雇用保障のための全面ストライキ闘争を現場闘争に転換するという 闘争命令を発表した。 内容は、 ▲コレイルネットワークス支部と鉄道カスタマーセンター支部は15日15時から現場闘争に転換、 ▲組合が指名した幹部隊伍はストライキを維持、 ▲組合員は闘争態勢を構築して再ストライキを決議する。

この日の決意大会で民主労総のチョン・ヘギョン副委員長、 公共運輸労組のイ・テウィ副委員長、 鉄道労組ソウル地方本部のファン・サンギル本部長が闘争発言をして、 公共運輸労組教育公務職本部のイ・シジョン副本部長が連帯発言をした。

チョン・ヘギョン副委員長は 「鉄道労組、公共運輸労組、民主労総がもっと大きく連帯し、 さらに大きな闘争続けていく。 民主労総が鉄道非正規労働者の闘争を援護する」とし 「会社と政府に合意事項履行を要求したことで不当に職場から追い出されたこの事態を、 誰も責任を取らないこの事態を、闘争で解決する」と話した。

イ・テウィ副委員長は 「皆さんの闘争がコレイル子会社が20年間、中身がなかったことを表わした。 労使合意も守れきない子会社の実状を、仲間たちが一つ一つ告発した」とし 「何の権限もない子会社を運営する鉄道公社の無責任、 国土部と企財部の金遊びまであらわれた。 これは文在寅(ムン・ジェイン)政権の公共部門非正規職正規職転換政策が いかに中身がないのかも表わした」と話した。 イ副委員長は「今回も鉄道組合員は組織された労働者として、 死活をかけてすべての社会をひっくり返す闘争の伝統を見せた。 争議対策委のストライキ指針を現場でも遵守していくことを要請する」と付け加えた。

イ・シジョン副本部長は 「今回のストライキ闘争が団結してもうまく行かない理由は、 コレイルネットワークス支部、鉄道カスタマーセンター支部だけの闘争ではないからだ。 小さくはコレイルの1万非正規職労働者を代表し、 大きくは公共機関非正規職代表する闘争であり、 さらにこの地域の非正規職労働者代表する闘争なので、とても苦しい道を進まなければならない」とし 「21年度の非正規職闘争の先鋒に仲間たちの闘争がある。 決して孤独にせず連帯する」と話した。 また「学校非正規職労働者は闘争の末に学校長が使用者だという 大法院(最高裁)の新しい判例まで出して、 結局本当の社長である教育監や教育部長官と交渉するようになった」と 勇気を吹き込んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)

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