派遣社員の3割が”派遣切り”を経験「命に関わるので急な解雇は辞めてほしい」「勤務先の売上がコロナ禍で減少した」
Agooraは2月24日、「派遣社員の実情調査」の結果を発表した。調査は2月中旬にネット上で実施し、現在の雇用形態が派遣社員、または無職になる前の雇用形態が派遣社員の男女150人から回答を得た。
「派遣切りにあったことがある」と回答したのは33.3%。そのうち「新型コロナウイルスが関係している」と答えた人は38%だった。
「コロナとは無縁の業種だったが、閉鎖したためそのまま派遣切りに遭った」
具体的には、「職場で仕事がなくなりそのまま派遣切りに遭った」(54歳女性)、「働いていた会社の売上がコロナ禍で減少した」(35歳女性)といった声が多かった。
一方、「新型コロナウイルスの影響はなかった」と答えた人は62%いた。回答者からは、
「働いていた事業所はコロナとは無縁の業種だったが、閉鎖したためそのまま派遣切りに遭った」(47歳女性)
「営業より、コンサルティング会社からの指示で切ると説明された」(49歳女性)
などの体験談が寄せられた。
現在に不安に思っていることを聞くと、1位は「将来が不安」(84.5%)だった。次いで、「次の仕事が見つからない」(32%)、「給料が安い」(28.9%)、「契約が更新されるか不安」(23.7%)と続いた。具体的には、
「コロナでお仕事が無くなってしまったのでどうにかしてほしい」(27歳男性)
「命に関わるので急な解雇は辞めてほしい」(48歳女性)