ブラジル大統領のコロナ対策に反発、全土で抗議活動

ブラジル大統領のコロナ対策に反発、全土で抗議活動

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ロイター

ブラジルの少なくとも16都市で29日、新型コロナウイルス感染に対するボルソナロ大統領の対応への抗議行動が行われた。写真は、29日にブラジリアで行われた反大統領を訴えるデモの参加者。(2021年 ロイター/Ueslei Marcelino)

[リオデジャネイロ/ブラジリア 29日 ロイター] – ブラジルの少なくとも16都市で29日、新型コロナウイルス感染に対するボルソナロ大統領の対応への抗議行動が行われた。

大統領は新型コロナの深刻さを軽視して、マスク着用を否定。ワクチン接種の重要性に懐疑的な見方を示している。同国では46万人が死亡し、大統領の支持率は急落している。

抗議行動では「ボルソナロは辞任せよ」、「今すぐ弾劾を」などと書かれたプラカードが掲げられた。運動は左派政党や労組、学生団体などが主催。ブラジリアとリオデジャネイロでは平和裏に行われたが、北東部のレシフェでは警察が催涙ガスやゴム弾を発射する事態となった。 ブラジル最大都市のサンパウロでは、マスク姿の抗議者数千人が市内最大の繁華街を封鎖した。

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