九州最大級の滝を確認 奄美大島の東海岸 地元の写真家

九州最大級の滝を確認 奄美大島の東海岸 地元の写真家

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毎日新聞

奄美大島の東海岸で山中から海岸に流れ落ちる滝=浜田太さん提供

 鹿児島県奄美市と、市内在住の写真家、浜田太さん(67)が10日、同市小湊地区で九州最大級の滝を確認したと発表した。奄美大島の東海岸にあり、断崖から海岸への落差は181メートル。市は「確認できる中では九州一になる」としている。

【写真】圧巻…写真家が確認した九州最大級の滝  

 滝の存在自体は、周辺の漁師などには知られていたものの、これまで全容は判明していなかった。深緑の山から下り落ちる様は圧巻。浜田さんは1997年に海上から滝の一部の撮影に成功した。

 世界自然遺産登録に向け、奄美の自然をPRしようと、浜田さんは2020年5月、ドローン(小型無人機)で全体像を初確認。情報提供を受けた奄美市が周辺の地籍調査を基に滝口の海抜を測量し、落差を算出した。

 浜田さんは「奄美にはまだまだ未知の世界がある」と話す。海上からも約100メートル見られるが、近くの海岸は岩場で波が荒く、近づけないという。市は近くホームページで映像を公開し、10月8日まで滝の名前を募集している。【神田和明】

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