RSK山陽放送

　外国人技能実習生に対する人権侵害をなくすため、技能実習制度の撤廃を訴える集会が29日に岡山市北区で開かれました。

　集会は労働組合などでつくる団体が開いたもので、約30人が参加しました。 訴えのきっかけとなっているのは2022年1月に発覚した岡山市の建設会社でのベトナム人技能実習生への日常的な暴行です。

　賃金未払いや暴行など外国人技能実習生に対する不当な扱いをなくすためにも約30年前に導入された制度の撤廃と、日本人と同等な労働環境の整備を求めています。

（ユニオンおかやま　石野敏郎執行委員長） 「厳しい労働実態にある、そういったことが許されるという制度については撤廃をして、日本で働き続けることができる制度を目指していきたい」 集会を主催した団体では、6月にも国に対し技能実習制度の撤廃を要請する方針です。