自衛隊への名簿提供、名護市に中止を申し入れ ヘリ基地反対協

自衛隊への名簿提供、名護市に中止を申し入れ ヘリ基地反対協

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琉球新報

名護市役所

 【名護】名護市などの県内6市町村が自衛官募集のために18歳を迎える住民の名簿を自衛隊に提供していた件で、ヘリ基地反対協議会は22日、名護市役所を訪れて名簿の提供を直ちに止めるよう申し入れをした。

 市は「市個人情報保護条例では法令に定めがある場合は情報提供ができる。今後の対応は庁内で議論したい」と応じた。

 申し入れ書では「生命をかける職業への橋渡しを市がやっていることになる。個人情報をどう使うか決定権は市や県、国にない」と指摘。広く市民に周知して名簿提供の同意の可否を問い、同意しない人の名簿は提供すべきでないとしている。  市は「防衛省と総務省助言で、住民基本台帳の一部写しの提出が可能と示された。(名簿提供の求めには)公共性があるとして応じた」と説明した。  (長嶺晃太朗)

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