給弾の手順違反 過去に2度… 船長、前日に指示 宮古海保誤射 各船のマニュアル統一へ

マニュアル統一しても守らなければ話にならない!

給弾の手順違反 過去に2度… 船長、前日に指示 宮古海保誤射 各船のマニュアル統一へ

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沖縄タイムス

実弾を誤射した巡視船「しもじ」。現在、機関砲はカバーで覆われている=26日、宮古島市伊良部池間添・長山港

 沖縄県宮古島市伊良部池間添の長山港で宮古島海上保安部所属の巡視船が20ミリ機関砲の実弾8発を陸地に誤射した問題で、同じ船長が過去にも2度、洋上射撃訓練の前日に実弾を弾薬箱に供給するよう指示していたことが29日、分かった。マニュアルでは訓練当日に給弾することになっているという。記者会見した福本拓也保安部長は「不適切だった。マニュアルの不順守が常態化しているというそしりを免れない」と話した。(宮古支局・當山学)

【写真】「マニュアル違反なのは知っていた。以前からしていた」と船員 前日に実弾を連結 海保巡視船が陸へ誤射

 再発防止として(1)着岸中の実弾給弾を全面禁止(2)船長自ら訓練時に実弾が給弾されていないことを目視で確認する-ことなどを決めた。

 洋上射撃訓練は年に1度以上の頻度で行われている。2020年4月に船長に着任した一等海上保安正は、準備を万端にするため訓練前日に給弾を指示していた。過去2度は港での機関砲の操法(取り扱い)訓練はしておらず、今回だけ実施して誤射につながった。

 保安部の他の巡視船では、前日の給弾をしていないという。

 保安部所属の同型9隻ではマニュアルの内容が異なっており、来年3月までに統一する。

 今後の訓練について保安部は「業務継続の観点から機関砲の取り扱い練度を向上させる必要がある。安全管理体制が確立された船から洋上での取り扱い訓練を順次再開していきたい」と述べた。市や各自治会に説明して理解を求める。

 誤射は、本年度初の洋上射撃訓練を翌日に控えた19日に発生。保安部職員が駐車していた車両やオートバイ以外に被害は確認されておらず、発射された弾も見つかっていない。

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