「なぜ高齢者だけ」不満の声も 大阪府 65歳以上の外出自粛要請後初の週末

くだらん「愚策」の「大阪モデル」

「なぜ高齢者だけ」不満の声も 大阪府 65歳以上の外出自粛要請後初の週末

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産経新聞

65歳以上の高齢者への外出自粛が要請された後で、初の週末を迎えた大阪・ミナミの繁華街=30日午後、大阪市中央区(門井聡撮影)

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府が重症化リスクの高い65歳以上の高齢者に不要不急の外出自粛を求めてから最初の週末となった30日、要請を妥当として必要最低限の外出にとどめる高齢者がいる一方で、「不公平だ」とする声も上がった。

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「高齢者は若者よりも死亡するリスクが高く、夏場は体力も奪われる。自粛は仕方ない」。この日、近所のスーパーに買い物に訪れた大阪市中央区の男性(67)は、府の要請に理解を示した。

府は27日、独自の自粛要請基準「大阪モデル」について非常事態を示す「赤信号」を点灯させた。高齢者に不要不急の外出自粛を要請、同居家族らにもリスクの高い行動を控えるよう呼びかける一方、飲食店への営業時間短縮などの要請は見送った。

年齢で区切った行動制限への不満の声も聞かれた。大阪市天王寺区に住む自営業の男性(68)は30日、「感染者は若い人にもいる。社会の健全さを取り戻すなら全体に自粛を求めるべきだ」と訴えた。

府の高齢者らへの自粛要請は8月27日まで。

 

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