川崎市教委、安倍元首相死去で半旗依頼

「政治的中立侵してない」 安倍氏への半旗で川崎市長

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共同通信

 川崎市の福田紀彦市長は2日の定例記者会見で、安倍晋三元首相の通夜と葬儀に合わせ、市教育委員会が市立学校に半旗の掲揚を依頼したことに「弔意を示す行為で、(学校の)政治的中立は侵していない」と述べ、問題はなかったとの認識を示した。

 一方、半旗掲揚に関する市の基準が明確でないとして「今後ルールを作り、透明性を持ってやるべきだ」と語った。

 教育基本法は、特定政党の支持など学校の政治的活動を禁じている。市教委は7月11日、全ての市立学校に11日の通夜と12日の葬儀に合わせた掲揚を要請。実際に何校が掲揚したかは把握していないという。

川崎市教委、安倍元首相死去で半旗依頼

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共同通信

 川崎市教育委員会が、7月にあった安倍晋三元首相の通夜と葬儀に合わせ、全市立学校175校に半旗の掲揚を依頼していたことが1日、分かった。

安倍元首相葬儀で学校に半旗依頼

川崎市教委「強制してない」

献花台に飾られた安倍元首相の写真。奥は銃撃された現場近くで手を合わせる人たち=7月15日、奈良市

 川崎市教育委員会が、7月11日にあった安倍晋三元首相の通夜と同12日の葬儀に合わせ、全ての市立学校175校に半旗の掲揚を依頼していたことが1日、分かった。教育基本法は、特定政党の支持など学校の政治的活動を禁じる。市教委担当者は取材に「哀悼の意を表するためで、強制もしておらず問題ない」としている。

 市教委などによると、7月11日に市総務企画局が、市の各施設に半旗掲揚を依頼。これを受け市教委も「安倍晋三元内閣総理大臣の御逝去に伴う弔意の表明について(依頼)」と題した電子文書で、11日から12日までの掲揚を求めた。対象は小、中、高校、特別支援学校、図書館など。

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