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“部分的”と前置きをしながらもついに動員に踏み切ったプーチン大統領。さらに核使用についても、あえて“脅しではない”と念を押した。新たな局面に突入したウクライナ戦争。ゼレンスキー大統領最側近に単独インタビュー、専門家とともにその影響と今後を読み解いた。
■「今回の動員は・・・脅威にはならない」
プーチン氏が“部分的動員”の大統領令に署名した。これにより30万人の予備役が招集され、おそらくはウクライナでの軍事行動に参加することになる。
人員不足が伝えられるウクライナ前線のロシア軍にとって、この動員はどれくらいの効果があるのか、番組ではウクライナ側に話を聞いた。
ゼレンスキー大統領の最側近の一人、ポドリャク大統領顧問だ。 ポドリャク大統領顧問 「始まった当初、ロシアは能力の高い部隊が多かったが、今はほとんど残っていない。
今回動員されるホワイトカラーの人たちは十分な訓練を受ける時間もなければ適切な装備もないので脅威にはならない。(中略)それに国家に対する忠誠心が問題になる。彼らは30万人と決めているわけではなく、できるだけだけ動員したいので、50万人、100万人になる可能性もある。
皮肉ですが、ロシアの唯一の才能は数で勝負することです」 確かに、頭数ではロシアにはまだまだ兵士になりうる人間はいる。
だが、突然戦場に連れていかれ、忠誠心もなければ満足な装備もない。さらに大きな問題を小谷哲男教授は指摘する。 明海大学 小谷哲男 教授 「戦闘に入る前には十分な訓練が必要で、そのためのシステムが必要です。
訓練にはそのための将校が必要です。彼らの下で招集された人は色々教えてもらう。でも、その将校が全然足りていない。(中略)頭数にはなるでしょうが、大した戦力にはならないかと・・・」 今回の動員は、戦場では大きく影響しないというが、戦場ではなくロシア国内で、大きく影響している。