「弔意を強要しないで」 佐賀の市民団体、安倍氏国葬の反対訴え

「弔意を強要しないで」 佐賀の市民団体、安倍氏国葬の反対訴え

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毎日新聞

佐賀県唐津市中心部の交差点で「国葬反対」などの紙を掲げてマイクを握る市民団体のメンバー=同市南城内で2022年9月27日午後0時23分、峰下喜之撮影

 佐賀市内の街頭では27日午後0時半から、市民団体「くらしを守る共同行動佐賀県実行委員会」のメンバーら約40人が、安倍晋三元首相の国葬反対を訴えた。

 参加者らは「弔意を強要しないで」「今からでも中止」などと書かれたプラカードを手に、「安倍元首相の国葬反対」などとシュプレヒコール。マイクを手に「国会で審議せず国費を出すことは憲法違反。国民に弔意を強制することはあってはならない」などと声をからした。  

◇福岡でも市民らがデモ行進

 福岡市の中心市街地でも市民ら約100人が国葬に反対してデモ行進した。労働組合や原発反対の市民団体などが参加。国葬が始まる午後2時に合わせて同市中央区天神の警固公園を出発し、約1時間、周辺の大通りでシュプレヒコールをあげた。

 デモに参加した同市の堤和子さん(75)は「安倍さんは民主主義を壊した人。祭り上げることは許されない」。公園にいた男性(30)は「日本のために尽くした人だが、それほど税金をかけてやることか。賛否どちらの意見も分かる」と悩ましい表情を見せた。【斎藤毅、平川昌範】

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