3年ぶり伝統行事 泥つけて回る「パーントゥ」 沖縄・宮古島

3年ぶり伝統行事 泥つけて回る「パーントゥ」 沖縄・宮古島

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毎日新聞

パーントゥに泥を塗られ泣き叫ぶ子供ら=沖縄県宮古島市で2022年10月5日午後5時58分、喜屋武真之介撮影

 仮面をつけ、全身に草を巻き付けた泥まみれの来訪神「パーントゥ」が厄よけのため、人や家などに泥をつけて回る沖縄県宮古島市島尻地区の伝統行事「パーントゥ・プナハ」が5日、3年ぶりにあった。地区の青年が扮(ふん)したパーントゥが現れると、子供たちは悲鳴を上げて逃げ回った。井戸の底にたまった臭いのきつい泥を顔や服に塗られながら、住民や観光客らは笑顔を見せた。

【子供をつかまえ泥を塗るパーントゥ】

 宮古島のパーントゥは国の重要無形民俗文化財で、2018年に秋田県の「男鹿のナマハゲ」などとともに「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つとして国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。新型コロナウイルスの感染拡大で20、21年は中止されたが、今年は感染者数の減少などを受けて開催された。

 島尻地区出身で、現在は市の中心部で暮らすパート従業員の下里美香さん(25)は夫や幼い子供3人と泥まみれになり、「ドキドキした。子供たちが一年、健康に育ってほしい」と話した。行事は6日も続く。【喜屋武真之介】

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