チョウが集団越冬、奄美 海岸林で数十匹羽寄せる

チョウが集団越冬、奄美 海岸林で数十匹羽寄せる

配信

共同通信

木の枝にぶら下がり、集団越冬する「リュウキュウアサギマダラ」=9日、鹿児島県・奄美大島

 黒地の羽に淡いブルーの斑紋が特徴のチョウ「リュウキュウアサギマダラ」の集団越冬が鹿児島県奄美大島で今年も見られるようになった。地元では冬の風物詩として知られ、島を訪れた観光客や写真家の目を楽しませている。3月上旬ごろまで続く。

 リュウキュウアサギマダラは奄美大島以南に生息する。気温が15度以下になると木の枝などに数匹~数十匹が集まり、羽を寄せ合って春の訪れを待つ習性がある。9日午前、奄美大島北部の海岸林では細い枝などにチョウが鈴なりにぶら下がっていた。

 奄美のチョウのアマチュア研究家奥道子さんは「近年は気候が変わったためか、まばらになった」と話した。

カテゴリー: その他 パーマリンク