ケンカの仕方教えます!大野義文公演会

元労基署署長が会社ぱとるの秘伝を伝授!

ケンカの仕方教えます!大野義文公演会

日時:11月5日(金)午後6時
場所:きゅりあん(JR大井町駅東すぐ)
主催/一般合同労働組合南部ユニオン

解雇?安月給?ブラック企業? あきらめる必要なし!

大井町にすごい男がやってくる! 今年3月まで労基署に勤めていた経験を生かし、そのノウハウのすべてを悪徳企業との闘いに注ぎ込むというのだから驚きだ!
その男とは大野義文さん(元安芸労働基準監督署長)だ。
労働者を安月給でこきつかい、あげくの果てに使い捨てにするような社長たちを退治するのが今の仕事だ。しかし労働者に対しては実に優しく、心強い。「俺がついてる。一緒にひっくり返そう」と言ってくれる。しかも大野さんは労働争議のプロ。法律の知識はもちろん、会社の弱点も解決法も知り尽くしている人物だ。会社に腹を立てているあなた! あきらめる必要一切なし! 大野さんの話しを聞いて、一緒に行動をおこそう! 7日には大野さんが呼びかける1万人の労働者集会が日比谷野音で企画されている。講演会と集会で力をつけて、社長の鼻をあかしてやろう!

8月5日のヒロシマでの講演から

労使関係に中立はない! 現場で違反がない会社は絶対ない!

私も30年間監督官をやっていて、やはり労使関係は力関係だと思ってます。中立は絶対ないと。敵か味方かです。
今年4月9日、「国鉄改革1047名問題の解決案」に係わる前原大臣談話で、「国鉄改革は戦後最大の行政改革だ」とありました。憤りをもってしか読めません。組合を潰し、国家財政を乗っ取り、労働者とその家族の生存と尊厳を壊し、民営化の中で多数の自殺者、事故を出しました。 とりわけ尼崎脱線事故です。国鉄分割・民営化は、国の犯罪行為で
す。これに対して落とし前をつけてもらう。やはり謝罪が必要だし、原職復帰であり、それに損害賠償等がでてくる。それがない限りにおいては、やはり労働組合の存在意義としてこれは認めてはならない。こういう思いで国鉄全国運動の呼びかけ人の一人にさせてもらってます。

会社とのケンカの仕方

仕事の関係で7-8年前に高知の監督署にいるときに、これほど若者たちがクビを切られ、権利が行使できない状況は問題だということで、高校生に出前授業をはじめました。「ケンカの仕方教えます」と。そのタイトルだけはやめてくれと監督課長に言われたんですけれど(笑)。
労働基準法を学ぶというのは、一度きりの人生を素敵に生きるということだと思うんですね。それが義務教育的な、受け身的な学びという風になってはいけない。

会社の罪と罰

皆さん、刑法をご存じですよね。
234条、人の財物を窃取したる者は10年以下の懲役。199条、人を殺したる者は死刑、または無期もしくは5年以上の懲役。
これ、労働現場で起こってますよね。過労死・過労自殺、これは殺人じゃないですか。監督官が毎年11月を中心にして、全国で不払い残業の摘発をやっています。毎年200億円以上不払い残業として是正させてきているんですよ。
ということは、監督官が事業所へ行って指導しない限りにおいて、企業はそれを払わない。それは時間と労働を盗み取っている、強奪しているんですよね。窃盗と同じじゃないですか。
30年の経験で言いますと、現場で、違反がない事業所というのは絶対にありません。労災事故なんかもあくまでこれは、資本・当局の責任です。そこのところをふま克て、背景責任を追及しなければならない問題だと考えております。(8月5日の講演から編集しました)


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