12月19日、部落解放東日本共闘第19回総会が開かれた。なんぶユニオンの仲間もこれに参加した。まず、東京西部ユニオンの大西書記長により基調報告が行われた。彼は、「11.23延坪島砲撃戦で米帝が朝鮮侵略戦争に踏み切った」と弾劾し、「戦争こそ労働者階級への最大の団結破壊」と本質を突いた発言をし、さらに2011年方針として「1,米帝の朝鮮侵略戦争突入絶対阻止、労働者の国際的団結で、帝国主義を打倒する。2,4.9政治和解と対決する国鉄全国運動を推進し、職場、地域で部落解放運動を前進させる3,マルクス主義に基づく部落解放闘争論を確立しよう。」以上三点を提起した。
次に、「帝国主義と部落問題」と題する学習講演に入った。講師の近代史研究家・柏木俊昭さんは、「部落差別は歴史的基盤をもつが近代日本資本主義による産物。階級支配=国家統治の核心は労働者階級の分断・団結破壊にあり、部落差別は、その武器だ」、従って「部落解放闘争はプロレタリア革命の一環である。」と明らかにした。
決意表明の最後に、全国連本部の除名処分に対し、新しい時代を切り開いてきた、2支部から発言があった。まず品川支部の佐々木幸子支部長は、不当解雇された支部員であると同時に、わがなんぶユニオン組合員の当該による解雇撤回闘争の経過報告と復職まで闘うとの決意を紹介し、杉並支部の田中れい子支部長は、石川一雄さんと連帯して狭山第3次再審闘争の勝利へ闘う決意を述べた。
わがなんぶユニオンも芳賀闘争のいっそうの重要性を認識し、2支部とともにこの闘いを勝利するまで闘うことを決意した。