故杉山さんの闘い受け継ぐ        なんぶユニオン O

故杉山さんの闘い受け継ぐ
       なんぶユニオン O

 11月29日、杉山実さんの「偲(しの)ぶ会」が行われた。コロナ禍の中、集まった多くの人の胸の中に杉山さんが生き生きと甦(よみがえ)り、闘う者を鼓舞激励する、戦闘的な「偲ぶ会」となった。
 みんなの発言は、どんな集会・デモの先頭にも「なんぶユニオン」の旗を持つ杉山さんがいたことに集中した。「前進」の写真を意識して「ナイスポジション」を確保する努力をしていたという裏話も出た。
 また多くの人は、テレビを見て泣いていた杉山さんを見ている。「家庭崩壊」「子どもの命が奪われている」などの報道に、杉山さんは涙を流す。最も虐げられたり、無抵抗に置かれている人たちの視点から、感情がこみ上げて止められない人柄なのだ。この激情、怒りこそ杉山さんの階級的確信の源泉だ。「杉山さんの労働者性」あふれる生き方を語り合い共感した。
 杉山さんの生活ぶりそのものが「革命人生」であったことに話が弾んだ。その象徴的な活動が、闘いの拠点であるなんぶユニオン事務所に365日通い詰めたことだ。仕事で遅くなってビラを取りに行く時に、事務所の明かりを確認して、ドアを開けると杉山さんが居た。それは「全生活を労働者解放・革命」に注いだ杉山さんの人生そのものだった。できそうでできないこの闘いを貫いた。
 杉山さんの闘いは、みんなの胸に甦り、闘う者に受け継がれた。「偲ぶ会」の最後に杉山さんのお姉さんが、「実が、みんなに愛されたことがわかりました、ありがとうございます」と発言された。お姉さん、ありがとうございます。東京南部地区委員会、なんぶユニオンは、団結固めて、2021年決戦に立ち上がります。

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