2.26南部春闘集会報告 ( 1047名解雇撤回、JAL整理解雇撤回絶対阻止)

2月26日、きゅうりあんにて南部春闘集会が開かれた。今、チュニジアから始まった体制打倒の変革の波が、エジプトはじめ、北アフリカから中東全体を覆い尽くすうねりとなって燃え広がり、誰も明日、どこで何が始まるか予測することができません。いずれもアメリカ帝国主義のテコ入れを受け、官製組合の支配によって「政情・治安のよい」とされてきたところでこうした事態がおきています。こうした国々では20年ぐらいの間に日本や欧州の企業がコスト削減のために押し寄せ、「欧州の新工場」として人件費削減、外注化の嵐が吹き荒れていたところです。新自由主義攻撃が今回の事態を生みだしたことは明らかです。文字通り資本主義の墓堀り人を大量に生み出したのです。階級的労働運動の新たな潮流が台頭し、労働者の怒りが解き放たれたとき、時の権力を打ち倒す絶大な力があることが今、目前で進行しています。

私たちもこの事態を日本に引き寄せてどうするべきか真剣に考える必要があります。この南部の集会は、その意味で重要な集会でした。今、日本も新自由主義攻撃により、、官製組合、連合の支配により、解雇、雇い止め、非正規化攻撃が、公然と行われ、日帝、支配階級菅政権は、公務員を「国鉄方式」により、全員解雇、選別再雇用、民営化、外注化、非正規化にしようとしている。

最初の南部の国労の労働者の発言を紹介します。雪の降ったとき、旗をもってずっと立っている事を当局に中止させ、職場の若い人に信頼されていること、ホームの曲がっているところは、カメラや要員を配置せよと要求しているが、一切やらないこと。大事な大量の労働者の安全を当局は、死者が出なければ、改善しないこと。国労は、いままでの賃金体系を破壊し、当局のいいなりになる労働者は、賃上げをするという新賃金制度を労使協定で結ぼうとしていること、国労は、4.9の和解金がいまだに分配されていないことなどを組合員に知らせていないこと。東労組も新賃金体系についても一切なにもやらないこと。それにたいして東労組の若者は不満をもっていることなど。特に安全問題は、鉄道労働者だけでなく、社会全体の問題にしないと大変なことになること。具体的に話されて、とてもわかりやすっかたです。

つぎに、JAL子会社労働者の発言です。この会社は、全員整理解雇。会社が解散宣言。黒字にもかからわずである。そして解散の理由、時期も説明しないで、自己都合退職届けをだせといい、仕事の紹介は、ほとんど非正規。いままでの収入より低いところである。組合は3月30日に会社と一体で、解散すると平然といっている。こんなこと許せるか。こんなことが自分の会社だけでなく、他の会社でもまかりとらないように闘いますと決意を述べました。

最後に3.20渋谷エジプト連帯、菅打倒大デモの行動提起があり、若い労働者の司会、発言でこの集会は、成功裡におわりました。

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