デモの様子

　ミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官はきのう、国民のプライバシー保護などに関する法律の一部条項を停止すると発表した。これにより、当局は裁判所の令状なしでの逮捕や、２４時間を超える拘束などが可能となり、今後、デモに対するより厳しい取り締まりが行われる懸念が強まっている。

【映像】渋谷で行われたデモの様子

　また、東京・渋谷の駅前では日本で暮らすミャンマーの人たちが、静かに無言の抗議デモを行った。

　「ミャンマーの現状を知ってもらいたい。それを知ってもらうのと共に応援して頂きたい。ミャンマーの軍事政権を倒すために日本の国民の力は必要なので。」（日本に長く住むミン・スイさん）

　デモにはおよそ５千人のミャンマー人が参加し、渋谷駅周辺から国連大学、表参道を行進して、アウン・サン・スー・チー氏の解放を求めた。新型コロナ対策で今回、シュプレヒコールなどは一切行わず、参加者はメッセージが書かれた紙を手に黙々と街を歩いた。併せてごみ拾いも行い、静かでクリーンなデモ行進ともななった。（ANNニュース）