汚染水放出に反対する福島県庁前抗議行動

「海洋放出絶対反対」「海に流すな汚染水」「漁業を守れ」生業(なりわい)守れ」。県内全域から急きょかけつけた80名をこえる市民らの怒りのコールが福島県庁前に何度も響き渡った。

 菅政権は、早朝8時前の関係閣僚会議で結論ありきの海洋放出方針を決定。お昼に内堀福島県知事に決定を伝えに来る梶山経産相を迎え撃とうと10時過ぎから続々と市民が県庁前に集まった。「カウゴジラ」と共に希望の牧場の吉沢さんも合流。多数のマスコミの中には韓国KBSや中国中央電視台も。

 コールの合間には、子ども脱被曝裁判原告はじめ、今回の汚染水海洋放出決定に怒る市民らが次々にマイクを握り、菅政権と東電を弾劾。この迫力に恐れをなした梶山経産相が県庁裏口から入らざるをえなかったとの一報を受け、全体ただちに県庁側に向きを変え、抗議のアピールをさらに強めた。とりわけ、汚染水問題についていまだに県としての態度を明確にしない内堀知事に対しても「どっちを向いてるんだ。県民の声を聞け」と怒りの弾劾がたたきつけられた。昼休みの県庁の窓には集会に注目するたくさんの県職員の姿。「放出までに2年刊年間あると言われている。この間に、放出させない闘いを力を合わせて頑張ろう」との主催者からの呼びかけに全員が拍手で応え、闘いは明日からの新たな局面へ。

 県庁をあとにした梶山経産相は県漁連の野崎会長と面会。野崎会長は、「心から残念に思う。関係者の理解なしに処理水の放出は行わないという方針を順守していただけるものと信じていたので、政府の決定に非常に驚がくしており、改めて福島県の漁業者の意思として処理水の海洋放出に反対する」「われわれ漁業者は政府の決定を受けてもなお福島県に土着し、地元で漁業を続けることが唯一の抵抗だと思っている。政府の決定に負けないで漁業を続けられるように会員と話し合いながら方針を決めていく」と決意を語っている。

 漁業者切り捨て、福島切り捨ての菅政権を倒すことが、真剣に問われている。分断を許さず、団結をさらに強め闘っていこう。

(3・11反原発福島行動実行委員会事務局・遠藤)

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