「日本に住むチャンスを」 高校生ら、入管法改正案に抗議の訴え

「日本に住むチャンスを」 高校生ら、入管法改正案に抗議の訴え

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毎日新聞

入管法改正案に反対して抗議活動をする人たち=東京都千代田区で2021年4月30日午後5時16分、小出洋平撮影

 国会で審議されている出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正案に反対する抗議活動が30日、東京都千代田区の国会前であり、学生ら約100人が参加した。この抗議活動は東京都内の高校に通うヨハナさん(18)が企画しSNSなどを通じて呼びかけた。

 学生らは「人権を守れ」などと書いた抗議のプラカードを掲げ、マイクを消毒しながら英語と日本語でそれぞれリレートークをした。

 入管での収容を一時的に解かれる「仮放免」中の外国人もマイクを向けられて「この国に住むチャンスをください」と英語で訴え、大勢が静かに耳を傾けた。改正案は、難民申請中でも送還を一部可能にすることなどが盛り込まれている。

 ヨハナさんは「難民や外国人の人権を守れない日本がこの先、弱い立場の日本人の人権を守れるのでしょうか。見た目や言語が違っていても人は同じ人権を平等に与えられるべきです」と訴えた。【菅野蘭】

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