長崎の高校生が「人間の鎖」 爆心地公園で核兵器廃絶訴え

長崎の高校生が「人間の鎖」 爆心地公園で核兵器廃絶訴え

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毎日新聞

原爆落下中心地碑を囲むように人間の鎖を作り、平和を祈る高校生たち=長崎市で2021年8月9日午前7時11分、平川義之撮影

 長崎市への原爆投下から76年の9日、長崎市松山町の平和公園で平和祈念式典がある。それに先だって近くの爆心地公園で早朝、核兵器廃絶を訴える署名を国連に届けている「高校生平和大使」らが集会を開いた。約80人が原爆落下中心地碑を囲む「人間の鎖」を作り、平和を祈った。 【早朝ミサで祈りをささげる人たち】

 生徒たちは原爆犠牲者の冥福を祈って碑に献花した後、新型コロナウイルスの感染防止のため手はつながず、手袋をした手に赤いリボンを持って「鎖」をつなぎ、核廃絶への結束をアピールした。

 参加者を代表して高校生平和大使の長崎県立ろう学校1年、塚根みづなさん(15)が「1月に核兵器禁止条約が発効し、核兵器廃絶への大きな一歩になった。被爆者が高齢化する中で、私たち若者の力で平和な世界を実現していく」と集会の平和宣言を述べた。

 塚根さんは祖父の喜代治さん(79)が長崎で被爆しており、「祖父の思いも背負って活動していきたい」と語った。【樋口岳大】

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