保健所職員が労基署に通報…コロナ対応で「時間外労働の上限超えている」

保健所職員が労基署に通報…コロナ対応で「時間外労働の上限超えている」

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読売新聞オンライン

越谷市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大で保健所業務の逼迫(ひっぱく)が問題となる中、埼玉県越谷市保健所の職員が「労働基準法違反が疑われる事例があった」などとして、春日部労働基準監督署に通報していたことがわかった。通報は1日付。

 同職員は、同保健所では、時間外労働の上限を定めた労使協定(36協定)が結ばれているが十分周知されていないと主張。市職員組合の調査でも、「年720時間」といった時間外労働の上限を上回る職員が複数いることが報告されている、などと訴えている。

 市保健所職員が労基署に通報したことを受けて、高橋努市長は「職員の労働時間等について、現在、春日部労働基準監督署と相談のうえ、必要な手続きを進めているところ。保健所職員の労働環境については改善に向けて今までも取り組んできたが、今後も可能な限り労働環境の改善に努めていく」とのコメントを発表した。

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