炊き出しに並ぶ女子大生の願い「今が大変なんだから、今助けてほしい」〈週刊朝日〉

炊き出しに並ぶ女子大生の願い「今が大変なんだから、今助けてほしい」〈週刊朝日〉

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AERA dot.

何時間も前から列ができ始め、用意された弁当を受け取った

「弁当が余れば2回目の人にもくれるから」という。しかし、残念ながらこの日は途中で品切れ。

 「早くこんな生活から脱出したい。コロナが早く収まって、またバイトに復帰できるのが一番の望みかな。選挙で給付金や補助金を出すって言ってるけど、どうせまだずっと先のことでしょ。今が大変なんだから、今助けてほしいのに」

 もらった弁当をその場で食べ始めている50代男性もいた。 「今日初めての食事でね。給付金? 欲しいね。消費税の減税もありがたいけど、俺らはもともとお金使わないから。ありがたみは少ないね。使えるほどお金があればいいけどね」

 夏に派遣切りにあい、新たに見つけた清掃の仕事も不定期で、貯金も尽きた。 「生活保護も考えるけど、家族に連絡がいくのが嫌で踏み切れない。家賃が払えなくなったら俺もホームレスになるのかもなって思う。俺たちみたいなコロナの被害者を助けてくれる政治家がいるなら、絶対投票するけどね。期待はできないね」  コロナ困窮者の数は、たぶん想像以上に多い。選挙で地元を奔走する候補者たちに、彼らの声は聞こえているのか。

(本誌・鈴木裕也) ※週刊朝日  2021年11月5日号

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