衆院選・茨城6区の首相応援演説、参加者に日当5000円…運輸関連団体「事実だ」

衆院選・茨城6区の首相応援演説、参加者に日当5000円…運輸関連団体「事実だ」

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読売新聞オンライン

国光文乃氏(右)の応援に訪れた岸田首相(10月26日、茨城県つくば市で)

 岸田首相が衆院選期間中に自民党候補・国光文乃氏の応援として訪れた茨城6区の街頭演説で、一般社団法人「茨城県トラック協会」の関連団体「県運輸政策研究会」が、聴衆として参加した会員に現金5000円の日当を支払っていた。研究会が読売新聞の取材に、「事実だ」と文書で認めた。

 研究会の回答文書によると、研究会は会場までの交通費などと位置づけ、研究会の会費から日当を支出したとしている。国光氏側からの支払いに関する指示については、「ありません」と否定した。

 演説は10月26日、つくば市であった。研究会は10月22日、専務理事名で「自民党総裁 岸田文雄氏 遊説への参加協力につきまして」と題した文書を、石岡、土浦、常総の3支部にファクスで送付。「参加者に日当5000円を払う」と記載していた。

 公職選挙法は、候補者を当選させる目的で有権者らに金品を提供することを禁じている。ファクス送付した文書には、国光氏への投票を呼びかける記述はなかった。

 研究会は取材に対する回答で、26日の演説で会員21人に計10万5000円を渡したと説明。27日にあった安倍元首相の街頭演説でも、3人に計1万5000円を支払ったとしている。これまでも会議など移動を伴う活動で交通費などを渡していたとして、「当該案件も同様の考え」で日当を支払ったという。

 協会によると、研究会は協会が設立した任意団体。税制改革などを行政に働きかける役割を担っている。

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