日大危機管理学部の学生が一刀両断 大学の危機対応「まったくダメ」

日大危機管理学部の学生が一刀両断 大学の危機対応「まったくダメ」

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朝日新聞デジタル

記者会見の冒頭、あいさつする日本大学の加藤直人・新理事長=2021年12月10日午後6時4分、東京都千代田区、長島一浩撮影

 日本大学の田中英寿前理事長(75)らが逮捕された事件を受け、日大は10日、東京都千代田区の大学本部で記者会見を開いた。前理事長宅や大学本部が9月に東京地検特捜部の家宅捜索を受けて以降、日大が会見を開くのは初めて。記者会見や一連の不祥事を、日大の学生や教職員はどう受け止めたのか。

【写真】日本大学の本部が入る建物=東京都千代田区、諫山卓弥撮影

 危機管理学部1年の男子学生は「『タックル大学』といじられていたのが、最近ようやく落ち着いてきたのに……。就職活動に影響がないか心配」と話す。

 授業では、リスクコミュニケーション(リスクの情報共有)を学んでいる。今回の事件で、大学本部などが家宅捜索を受けたのは9月。記者会見まで3カ月かかったことについて、「遅すぎる。世間からは反省していないと受け止められてしまう。危機管理上はまったくダメ」と批判した。

 文理学部3年の男子学生は、大学が会見を開くと知り、「遅すぎた」と批判する一方で、「信頼回復と再発防止策について具体的に説明し、田中前理事長との関係は一切断つと明言してほしい」と期待していた。

 高校生の時に悪質タックル事件が起きたが、「学びたい分野が学べる」と、第1志望だった日大に入学した。「今回の不祥事で、希望が踏みにじられた思い。これまでの学びに満足してきただけに、ショックが大きいです」

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