ゼレンスキー大統領の国会演説 耳を疑った山東昭子議長の「戦う勇気に感動」発言(ラサール石井)

ゼレンスキー大統領の国会演説 耳を疑った山東昭子議長の「戦う勇気に感動」発言(ラサール石井)

配信

日刊ゲンダイDIGITAL

ウクライナの国旗カラーに身を包み…(山東昭子参院議長)/(C)JMPA

【ラサール石井 東憤西笑】#98  ゼレンスキー大統領の国会演説の際の山東昭子議員の発言に耳を疑った。

ウクライナ兵「捕虜銃撃動画」はホンモノなのか? 米CNN報道に世界が騒然

「閣下が先頭に立ち、貴国の人々が命をも顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見して、その勇気に感動しております」とのたまわったのだ。個人の感想なら別に何を思っても構わない。しかし現職議員の参議院議長がはっきりと「お国のために戦う」ことを賛美するのは問題がある。戦争で戦うとは他国の兵士を殺傷することに他ならない。たとえ侵攻したロシアに非があろうと「殺し合い」であることには間違いがない。

■戦わずして解決することが外交の使命

 それを映画のように「戦う勇気に感動する」とは、思わず本音がダダ漏れだ。なんとか戦わずして解決することが政治家の外交の使命だ。感動している場合ではない。よほど戦争がお好きなんだろう。

 大国が小国に侵攻した有事に、「戦争より平和を」と訴えるのか「やはり我が国も防衛力を強化」と訴えるのか。火事場泥棒のように改憲や核保有を訴える輩が跋扈する。

 しかし、自国の守りを主張するなら、他国に侵略しないという平和憲法を改正する必要はないだろう。そもそも侵略を本気でおそれるなら、この小さい国に50基以上の原発をなぜ造ったのだ。1基でも攻撃されたら終わりではないか。

 結局、海外の有事に参加できるようにしたいのでしょう。その時に、他国の兵士によって殺害されたり、他国の人間を殺したりする若者を見て「感動した」と美談にするのでしょう。自分たちはいつも火の粉のかからない所にいて。

(ラサール石井/タレント)

カテゴリー: その他 パーマリンク