コンビニ関連ユニオン 反動判決について

コンビニ関連ユニオン 反動判決について

 セブンの意向を裁判所が忖度した判決、不当極まりない判決です。24時間問題は争点でないとして、セブンが公取委の判断を遵守しているとみせかけ、しかしクレームが多いからと実態はそうではないのに嘘を言って契約解除を合法にして、やっぱり本部に逆らうと酷い目にあうとみせしめにして、結果時短の流れも阻止しあわよくば逆転させる、その目的達成のために作文した判決です。ですから、裁判内で立証されたことはことごとく無視して、セブンの主張どおりか、それ以上にクレームが多く改善しない暴力的オーナーだからセブンイメージが毀損され信頼関係が破壊されたから契約解除は正当と導きだしました。その意味では弁護側の事実立証や24時間問題の意趣返し、独占禁止法違反という本質議論は一切否定したので、「すがすがしい」とさえ思えるくらいの敗訴です。いいところはゼロ。
 法廷で映像を流し暴行など写っていないことを見たはずなのに、会社側陳述をそのままコピペしたかのように暴行があったと認定。クレーム300数件の立証は時間的とたいへんだからとセブン側が57件について立証、松本さんがわもこの57件しか反対立証してないのに、判決はそれ以外のクレーム例を会社側陳述からコピペするという酷さ。会社側弁護人が裁判長席にいるのかと思ってしまうほど。国策判決、財界忖度判決といっていい。そのうえ、「箸4ゼンくれと必要ないに要求した客に毅然と2ゼンしかわたさなかった」ために本部にクレームが入った例をとりあげ、「カスハラが問題になっている状況でオーナーが独自の対応をするのはフレンドリーサービスをしているセブンイメージを棄損し本部との信頼関係を破壊したから、解除は正当」とまで言ってます。どんな酷い客でも奴隷になれといわんばかり。本部との信頼関係とは奴隷関係だ、逆らうなとまで言ってます。
 しかし、こんな脆弱な判決で全国のオーナーたちの怒りや苦悩を沈静化することはできない。オーナー、弁護団は控訴して闘う方針。 その決意は鮮明。支援もコンビニ関連ユニオンもさらに闘いの輪を拡大してコンビニ業界を大改革するために闘い抜く。

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