「言葉が変だ」自警団が幼児や妊婦ら9人殺害…関東大震災後の福田村事件、歴史伝える 千葉・野田

「言葉が変だ」自警団が幼児や妊婦ら9人殺害…関東大震災後の福田村事件、歴史伝える 千葉・野田

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千葉日報オンライン

追悼慰霊碑の前で福田村事件について話す市川会長(左)=17日、野田市

 関東大震災直後に香川県の行商団9人が福田村(現・千葉県野田市)で殺された「福田村事件」の現場周辺で17日、フィールドワークが開かれた。

「福田村事件追悼慰霊碑保存会」の市川正廣会長(78)が神奈川県内の高校社会科教諭15人に同事件のあらましを説明し、現場などを案内した。

 同事件は関東大震災から5日後の1923年9月6日、薬の行商のために同村を訪れた行商団が地元住民らの自警団に襲われ、幼児や妊婦を含む9人が竹やりや農具などで殺害された。行商団は被差別部落出身で、自警団は「言葉が変だ」「朝鮮人ではないか」などと罵声を浴びせたという。

 市川会長は事件現場や遺体が投げ込まれたとされる利根川などを案内。一行は2003年に建立された追悼慰霊碑前で手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。

 市川会長は「負の歴史から目をそらさないことが再発を防ぐ道。インターネットを使ったバッシングなど新たな差別が起きており、事件を知る意義は大きい」と熱弁。川崎市立高校の男性教諭(46)は「過去を直視する気持ちを生徒たちにしっかり伝えていきたい」と話した。

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