全国協第14回大会を開催

全国協第14回大会を開催
      時代認識と路線めぐり激論

(写真 激論を経て全国協の原点を確認した【10月23日 東京都】)

 合同・一般労働組合全国協議会は10月23日、東京都内で第14回定期大会を開催した。世界中の労働者が労組結成とストライキで闘う中で、全国協は昨年10月の大会から1年間、階級的労働運動としての合同労組・ユニオン運動をつくるために全力で闘い抜いて結集した。
 今大会では、階級的労働運動路線と戦争に対する原則的立場をめぐり、例年以上に真剣な討議が行われた。階級的労働運動は資本や権力と非和解の立場で労働者の階級的利害を貫き、〈資本家階級の権力を打ち倒して、労働者の社会をつくる〉という立場の労働運動である。資本と権力にとって最終的な問題は「労働者をどう支配するのか」であり、だからこそ時代認識も含めた階級的労働運動論の確立が求められる。新自由主義の大崩壊と世界戦争への転化情勢(ウクライナ戦争の開始と中国侵略戦争)という時代認識をしっかり持つことが大切である。
 来賓あいさつなどに続いて執行部が運動方針案を提案し、ウクライナ戦争の開戦後、3・11福島、沖縄闘争、日米首脳会談粉砕闘争、8・6ヒロシマ―8・9ナガサキ、国葬粉砕闘争などを闘い抜いてきたことを総括。情勢について、ウクライナ戦争が米帝・NATOによる侵略戦争であることを暴露・断罪し、何より日本帝国主義・岸田がウクライナ参戦国化と中国侵略戦争に突き進むことに対し、職場から戦争絶対反対の闘いを巻き起こそうと呼びかけた。
 討論では時代認識と路線をめぐる激論になった。とりわけ3・11福島闘争や9・23―27国葬粉砕闘争で分裂行動をとった宮城・福島の代議員に対して、多くの代議員が厳しく批判し、運動方針案で提起された時代認識と路線での原則的一致を求めた。ウクライナカラーを掲げて街宣を行っているという宮城の代議員に対しては、「それでは岸田政権や連合と同じ立場ではないか」などの批判が次々と投げかけられた。
 こうした激しい議論を通じて、全国の代議員が自らの闘いの実感を踏まえて、階級的労働運動と帝国主義戦争に対する原則的立場に立脚して闘うことを確認した。改めて「国鉄闘争勝利、侵略戦争と闘う階級的労働運動再生へ」という全国協の原点が確認され、11・6労働者集会への大結集が呼びかけられた。
 最後に役員選挙とスト権投票を行い可決され、大会は成功裏にかちとられた。

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