京大から学生運動の新たな火の手
処分の脅しはねのけ学内集会
分断打ち破って団結を拡大

(写真 京大吉田南キャンパス総人広場で京大生がみこしを担いで練り歩き、上から被処分者が渾身【こんしん】の訴え。【12月10日 京都市】)

(写真 当局に破壊された「対話」看板のかけらを演壇にして集会【12月10日 京都市】)
京大生有志中心の実行委員会が呼びかける「京大学生処分撤回・阻止 12月緊急集会」が12月10日正午、京都大学吉田南キャンパス総人広場で開催された。京大生を先頭に教授や全国の学生、市民が大挙結集した。集会の3日前に京大当局は「告示第5号」を出し「無許可集会」だと言って妨害しようとしたが、これをはね返して集会が開催された。大勝利だ。京大闘争は全世界で爆発する労働者の決起とつながっている。全国学生運動は、被処分者をはじめ京大生と固く団結し、集会の大成功をてこに階級的労働運動と共に2021年決戦へ進撃しよう。
自由奪う当局と全面対決
京大では2019年以降、4人の学生に不当処分が下されている。18年10月の熊野寮による要望書提出行動において、同学会(京大の全学自治会)の反戦スト(15年10月)を担ったことで処分された寮生が覆面をして参加したところ、職員によって暴行を受けた上に警察権力に引き渡され逮捕・起訴された。その場で抗議した3学生が「職員の執務を妨害した」として19年に「無期停学処分」を受けた。さらに同年の入試日にオルガ(アニメのキャラクター)像を設置したことでも1人が処分を受けている。
こうした度重なる処分・弾圧に対して昨年12月には処分撤回を求めるキャンパス集会が行われた。今回の集会はそれを引き継ぎ発展させるものだ。
発言に立った学生や教授たちは、処分を振りかざし自由を奪う今の大学の在り方に対する疑問や怒りをぶつけ、直前に行われた熊野寮祭の企画、京大本部・時計台占拠(11月27日)の勝利も報告された。処分の脅しとコロナ禍で萎縮させられていたキャンパスの雰囲気を、集会は完全に一変させている。
キャンパスが解放区に!
集会のハイライトは被処分者の登場だ。
処分された学生は京大キャンパスを出入り禁止にされている。これに対して学生たちは議論を重ねて創意工夫をこらし、何とか被処分者を集会に参加させようとした。集会後半に司会の「サプライズゲストです」の掛け声とともに、あらかじめ用意した「みこし」の中から、潜んでいた被処分者が現れるという荒業をやってのけた。そして「みこし」を担いだ学生が総人広場を練り歩き、「みこし」の上から被処分者が熱烈なアジテーションを行った。通行する多くの学生が足を止めて訴えに聴き入っていた。キャンパスが解放区とも言える状況になった。
この事態に、動員された京大職員も門前にいた警察権力もうろたえ対応不能になった。普段は居丈高な京大学生課長の瀧本がこの時は力なく「出ていきなさい」とつぶやくのみで、職員は被処分者に一指も触れることができなかった。学生は被処分者を最後まで守り切り、集会を貫徹した。
集会は処分での分断をはね返し、「京大生を一つ」にした。被処分者をはじめ京大生と団結し、全国で学生運動を爆発させよう。
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