ミャンマーで5日連続デモ 一部警官も「独裁望まず」―国軍、NLD本部を強制捜査

2021年02月10日17時59分

9日、ミャンマーの首都ネピドーで、国軍によるクーデターに抗議するデモ隊と衝突した際、銃を向ける警官(AFP時事)
9日、ミャンマーの首都ネピドーで、国軍によるクーデターに抗議するデモ隊と衝突した際、銃を向ける警官(AFP時事)

  • 10日、ミャンマー東部カヤ州でデモ行進する警官(カンタラワディタイムズ提供)

 【バンコク時事】クーデターで国軍が実権を掌握したミャンマーの各地で10日、抗議デモが行われた。6日に始まった大規模デモは5日連続。首都ネピドーやヤンゴンなど主要都市では5人以上の集会が禁止されているが、多数の市民が街頭に繰り出し、国軍による独裁体制の打破やアウン・サン・スー・チー氏の解放を訴えた。

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 東部カヤ州では警官がデモに加わり、制服姿で隊列を組んで行進した。抵抗を示す3本指をかざし、「国軍の独裁は望まない」と書かれたプラカードを掲げた。
 首都ネピドーでは9日、警官隊が発砲し、女性1人が重体となった。警察は各地で催涙弾の発射や放水による強制排除に踏み切ったほか、第2の都市マンダレーで数十人を拘束。締め付けを強化しており、緊張が一段と高まっている。
 ヤンゴンのデモに参加した会社員の男性(26)は「平和的なデモに対する力の行使は許せない。重体の女性は逃げようとしていたところを狙われた」と憤った。
 国軍は9日夜、ヤンゴンでスー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の本部などを強制捜査した。関係者によると、文書やパソコン、監視カメラのハードディスクが持ち去られ、金庫がこじ開けられた。国軍はNLDが圧勝した昨年11月の総選挙で不正があったと主張しており、根拠とする材料を探した可能性がある。

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