ボーイング機から部品落下…同じ日にオランダでも

ボーイング機から部品落下…同じ日にオランダでも

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テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

 アメリカで飛行中に不具合が生じて炎上したボーイング機のエンジンについて、オランダでも同じ系列のエンジンから部品が落ちるトラブルが起きていました。

 赤い車の屋根に金属片が突き刺さっていました。

 オランダの運輸当局は22日、20日にボーイング747型貨物機からエンジンの部品が落下する事故があり、原因を調査していると発表しました。この事故では2人がけがをしています。

 同じ20日にはアメリカでもユナイテッド航空ボーイング777型機でエンジンが損傷するトラブルが発生。金属製の部品が次々と落下しました。  機体の一部はデンバー近郊の住宅地や道路などに落下したものの、人的被害はなく、乗客乗員も無事でした。

 ユナイテッド航空のボーイング777型機には「プラット&ホイットニー社」の「PW4000系列」のエンジンが搭載されていましたが、ロイター通信によりますと、オランダでエンジントラブルを起こしたボーイング747型貨物機にもPW4000系列の小型化されたエンジンが搭載されていたということです。

 くしくも同じ日にアメリカとオランダで起きたエンジントラブルに関連性はあるのか…。ヨーロッパ航空安全機関は「同じタイプのエンジンだが、現段階において2つの事案にいかなる類似性もない」としています。

 事故機と同じ系列のエンジンを搭載したボーイング777型機については日本国内に32機ありますが、アメリカ当局の調査が終わるまで運航は停止されます。

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