台鉄産業労働組合声明

                     台鉄産業労働組合声明

死者の冥福と負傷者の早期の回復を願い

労働組合は監督を続け改革を実現する

 昨日起きた408号タロコ(太魯閣)号事件に接し、台鉄産業労働組合は心からの悲しみと哀悼を表明し、すべての死者の冥福と生存者の早期の回復を願います。

 しかし私たちは歩みを止めて、台湾のための哀悼を捧げることも、あるいは台湾鉄道のために哀悼を捧げることも選びません。私たちは事故が何故発生し、どうして私たちの愛する同僚や親友を失わなければならなかったのかを、なお続けて追及しなければなりません。どんな事故にも背後には、必ず細かい不注意、さらに人為的なミスがあるからです。

 外注化された工事の車両が坂から線路に落下したことで、タロコ号に真っ向から衝突し、トンネル内で脱線が起きたこの事故。台鉄の公式声明の中には、哀悼、全面協力、および「工事会社への賠償」があるだけで、台鉄管理局および交通省の何らの反省も見ることができません。

 プユマ(普悠瑪)号事件から2年余りが過ぎ、多くの家族の賠償要求が未だ済んでいませんが、台鉄のその後の対応は「傲慢」「怠惰」以外のなにものでもなく、賠償に対して誠意がなく、改革にも積極的態度がありません。
 今回起きた事故によって私たちの若い運転士同僚二人の命が奪われ、50数人の民衆の命が失われました。交通省及び行政院(注、台湾の最高行政機関で、内閣と各省庁を併せたもの)は、台鉄の惨状をどこまで無視するのでしょうか?

 労働力不足は人手不足となり、人手不足は業務緊縮となり、業務緊縮は外注を要求します。安い外注は表面上は政府の予算の節約ですが、実際には公共安全に影響を及ぼします。ここ数年の間、政府は不断に民間会社に外注してますが、大小の入札企業の質には差があり、それは民衆の安全を後回しにすることに等しいです。
 台鉄は、(事件の)責任とは何の関係もないというのでしょうか? 台鉄産業労働組合は、そう思いません。私たちは過去四年間にわたって、不断に「労働人員」「設備」「制度」さらには「文化」に至るまでの改革を不断に訴えてきました。しかし台鉄及び交通省は依然として無関心であり、それぞれを遅らせ、責任逃れをし、無視し、もっと悪くなるままにまかせます。

 現在、大事故が発生するに至りましたが、台鉄はなお責任をすべて外注企業に投げつけるのでしょうか? 労働力不足や人材の流失、さらに旧来の制度文化の守旧とそれによるごまかし等の必要な改革の核心問題を、台鉄はやはり直視すべきなのです。
 ここで台鉄管理局、交通省さらに行政院に訴えます。全力を挙げてやるべき救援活動とその後のケアと賠償をした上で、さらに労働組合の訴えと要求に真正面から応えて、改革を実行すべきです。そうしてこそはじめて、民衆と鉄道労働者にとって真に安全に家に帰ることができる鉄道になるのです。

                         台鉄産業工会声明

#願死者安息傷者盡快走出傷痛
#工會持續監督並落實改革

面對昨天發生的408次太魯閣意外,台鐵產工表達誠摯的悲慟和默哀,願所有死者安息、生者能夠儘快走出傷痛。

但我們不會停下腳步選擇為台灣默哀,或者是為台鐵默哀。我們仍該繼續探究:事故為何發生,為何要帶走我們摯愛的同仁跟親友?因為任何一起事故的背後,一定有我們疏忽的細節,以及人為的疏失產生。

這起因外包工程車從邊坡滑落軌道,從而太魯閣號迎面撞上並於隧道內出軌的事故。台鐵的對外聲明除了默哀、全力協助,以及「向廠商求償」外,我們看不到台鐵局及交通部有任何自省。

普悠瑪事件才剛過兩年多,許多家屬求償仍未告一段落,台鐵後續展現的不外乎是「傲慢」跟「怠惰」,對於賠償沒有誠意,對於改革沒有積極態度。

這起事故帶走我們年輕的司機員同仁兩條生命,以及五十幾條民眾生命。交通部及行政院到底還要漠視台鐵的慘況到何種程度?

人力不足導致人手短缺,人手短缺導致業務緊縮,業務緊縮導致需要向外發包,便宜的外包表面上是節制政府預算,實則是影響公共安全。近年來政府不斷外包給民間公司,大小標案品質參差不齊,等於是把民眾安全拋諸腦後。

要說台鐵一點關係跟責任都沒有嗎?台鐵產工不這麼認為,四年來不斷呼籲要從「#人力」、「#設備」、「#制度」甚至「#文化」去做改革。但台鐵及交通部仍然無動於衷,各種拖延、卸責、無視、擺爛。

時至今日發生慘案,台鐵還想把責任都丟給包商嗎?還是應該正視需要改革的核心問題,就是人力不足跟人才流失,還有制度文化的因循苟且。

 

台湾列車事故(2021年4月2日)について;

  • 事故のあったトンネルのある線路の脇で、トンネルの安全強化の工事が行われていた。

作業をしていた会社の主任が、視察で工事用車両を使った後、休もうとして本来禁止されている工事用道路の坂に車を停車させた。この時、ブレーキをかけなかった(あるいはブレーキが故障していた)ため、車は坂の斜面から落ち走ってきた列車に衝突し、大事故を引き起こした。

  • これが直接の原因だとされているが、さらに次の点を指摘する声がある。

一つはこの工事会社は民間だが、台鉄から外注化されて工事をしていた。つまり外注化によって安全管理がないがしろにされていたということ。

請け負った民間会社の責任は否定できないにしても、台鉄は外注化したことを理由にして、損害賠償まで請求してその責任を逃れようとしている。

二つに、台鉄の多くの線路が、「鉄路法」が定める143.5センチの標準軌ではなくて、(特別な事情を理由にして付け替えず)日帝の植民地時代の狭軌106.7センチを使っている。

事故の現場は北廻線といわれる地形が険しいところ(台湾東部)だが、他の線路と連結させるため狭軌で戦後建設された。そこを傾斜式(振り子型)列車が時速130キロで走行している。

⓷ 以上の事実から、本質的には台鉄による工事の外注化と列車運航の安全対策の放棄にあったと指摘することができる。

(追記)

*なお、これはあくまでも今の段階で明らかになっている事実関係からの推論であり、今後さらに事態が変わってくる可能性はあります。

*2018年に起きたプユマ号の脱線事故の一因も、この狭軌の問題があったとされています。

いずれにしても、台鉄の経営の本質が問われています。

なお、この台鉄と最も関係の深い企業が日本のJR東海であり、JR東海が輸出(製造は川崎重工業、日立製作所、日本車両製造)した台湾新幹線の赤字問題や、その「技術協力」を通じてのJR経営の台鉄経営への影響も考えられます。

*トンネル幅の狭さが被害の大きさにつながったことが指摘されています。この事実も、安全を無視し法律に違反して、日帝植民地時代の狭軌の基準で戦後も建設・運営してきた台鉄の問題の反映でしょう。

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