夏休み終わっても登校できない 沖縄の離島出身169人 コロナで自宅待機通知、寮に戻れず

夏休み終わっても登校できない 沖縄の離島出身169人 コロナで自宅待機通知、寮に戻れず

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沖縄タイムス

(資料写真)施設の完成を祝い、テープカットする関係者=那覇市東町、県立離島児童生徒支援センター

 沖縄県の学生寮を利用している、主に離島出身の児童生徒169人(8月30日時点)が夏休み明けに寮に戻れず、高校や特別支援学校に登校できないまま自宅待機を余儀なくされていることが3日、県教育庁への取材で分かった。

 寮で新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者が発生した場合、自宅待機を指示されると、多くの人が同居している寮から出ざるを得ない。

 教育庁は学校再開直前の8月中旬、学校がある島内の保証人宅で引き取ってくれない場合は、入寮を控えるよう寮側や保護者に通知した。

 進路決定を控える高3生徒の保護者=石垣市=は「大事な時期なのに、離島出身者に格差が生まれてしまう。県が隔離施設を用意するなど一日でも早く対策してほしい」と求めている。

 県立離島児童生徒支援センター(愛称「群星寮(むるぶしりょう)」、那覇市東町)は、入寮生100人の半分近くの46人が自宅待機している。

 群星寮と別に、県立高11校に併設する学寮のうち、自宅待機が9校117人に上る。特支校の児童生徒6人も入寮できずにいるという。

 県立学校教育課の屋宜宣安副参事は「医療が逼迫(ひっぱく)し、自宅待機がいつまで続くか見通せない。子どもたちには申し訳ない」と釈明した。教育庁は自宅待機の人を「出席停止」扱いとし、オンライン授業などで学びを保障するとしている。

 庁内では、感染者を県の療養施設が受け入れ、濃厚接触者には民間のホテルで隔離してもらうなど、支援策や予算を調整しているという。

(社会部・徐潮)

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