局長がこれでは・・・郵政民営化反対! 会合開催偽り金券購入…経費不正の2統括局長解任 日本郵便が懲戒処分

会合開催偽り金券購入…経費不正の2統括局長解任 日本郵便が懲戒処分

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西日本新聞

ひずむ郵政

 日本郵便が、2019年春までにホテルで会合を開いたとする虚偽の名目で経費数十万円をそれぞれ不正利用したとして、福岡市と福岡県太宰府市の統括局長2人を戒告の懲戒処分にしていたことが分かった。処分は8月。統括局長は、約100の郵便局を取りまとめる役職で、同社は2人を解任した。局長としては勤務を続けているという。 【表】郵便局長による主な不祥事

 同社関係者によると、統括局長らの対応をしていたホテル従業員がその後、太宰府市の統括局長が担当する地域で局長に採用されていたことも判明。統括局長には事実上、局長を採用する権限があり、同社は「経緯を確認する」としている。太宰府市の統括局長は西日本新聞の取材に「何も答えられない」と話した。

 2人は福岡市内のホテルで社内の会合を開いたとする虚偽の報告書を作成し、ホテル側が出した請求書とともに経費精算した。実際は、ホテルで利用可能なギフト券を購入していたという。

 経費は年度ごとに使い切る決まりで、2人は内部調査に「余った経費を翌年度以降に使えるようプールするためだった。私的には使っていない」と説明。同社は「統括局長が経費の不適正な処理をしたことを重く受け止めている。指導を徹底したい」とコメントした。

(宮崎拓朗、小川勝也、長田健吾)

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