郵便局クラスター、配達かばん・端末の共用が原因か…消毒手順のルールなし

郵便局クラスター、配達かばん・端末の共用が原因か…消毒手順のルールなし

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読売新聞オンライン

 長崎県佐世保市の佐世保郵便局で配達員全74人が新型コロナウイルスの感染者か濃厚接触者となり、大規模な配達遅延を起こした問題は、配達員が郵便かばんや携帯端末機などを共同で使用していたのが原因とみられることが、調査を行った同市保健所への取材で分かった。マスク着用や消毒液の配置など基本的な対策はされていたが、共用物への対応までは徹底されていなかった。(林尭志)

飛沫対策はしたが…

大規模な配達遅延が起きた佐世保郵便局(16日、長崎県佐世保市で)

大半復帰に3週間 新型コロナの影響で郵便局の配達員全員が配達できなくなったのは全国初だ。市保健所幹部は「配達が止まることは想像できた。だが、感染力の強いデルタ株が増えており市民に感染が広がるのは避ける必要があった」と強調。日本郵便九州支社(熊本市)は「共用部の消毒などは指導していたが、結果的に不十分だったことは否定できず、保健所の指導に従った」と説明する。

「住民票が届かない」…配達遅延、市民に影響

 市戸籍住民窓口課には、住民票や戸籍謄本などの郵送請求が週に800~900通ほど届くが、「住民票が届かない」との問い合わせが相次いだ。市職員は勤務時間外での請求書類の発行や近隣郵便局での書類発送などを余儀なくされており、業務への支障を防ぐのに必死だ。

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