すべての闘いを11・7全国労働者総決起集会へ!

全国の大行進のみなさんへ
2021年10月12日
改憲・戦争阻止大行進
事務局

【1】
11・7労働者集会まで1カ月を切りました。岸田政権が登場し、総選挙情勢に入っていきま
す。歴史的な決戦局面であり、膨大な規模での労働者人民の闘いを促進し組織する決定的チャン
スです。岸田政権打倒の大集会・デモとして11・7をかちとろう。
以下、あらためて全国各地での全力での決起を訴えます。

【2】11・7労働者集会の大結集へ全力を!
(1)総選挙情勢と対決し、11・7の大宣伝・組織戦を!10月2日の11月集会第3回実行委員会で高山弁護士は、「11・7過程が総選挙情勢と重なった。まさに『時来たれり』の情勢だ」「戦後革命期の読売新聞争議は8月15日の敗戦から27日後に始まったが、いま同じようにこの1カ月で一気に闘いが爆発する情勢だ」「日本共産党、立憲民主党から岸田まで『新自由主義からの転換』と言い出している。それはすべて、政策
云々の話にごまかし、なんとか資本主義社会の再建しようということだ。しかし、資本主義社会
そのものが歴史的に行き詰っているということが問題の核心だ。労働者の闘いの前進こそが変革
の力であり、展望だ」と訴えました。
10月4日の首都圏代表者会議でも、10月14日解散-19日告示-31日投開票の総選挙
情勢のただ中で、11月集会の思想・路線・考え方を徹底的に明らかにして、野党共闘などでは
なく、私たち一人ひとりに変革の力があることを訴えて、11・7に組織しよう、ということが
議論されました。
徹底した民営化・外注化の帰結としての医療、鉄道、郵政、教育の崩壊、すさまじい非正規職・
失業の現実、そして地方の崩壊。こうした新自由主義の大崩壊の現実と労働者人民の怒りの前に、
岸田は「新自由主義からの転換」や「新しい資本主義の実現」などを掲げて登場しました。支配
階級の側から、「新自由主義」「資本主義」を問題にせざるをえない。しかしそれは、どこまでも
資本主義的支配に労働者をしばりつけるためのものです。そしてまた、所信表明演説で「国家安
全保障戦略、防衛大綱、中期防衛整備計画の改定」「海上保安能力やさらなる効果的措置を含む
ミサイル防衛能力など防衛力強化」「経済安全保障」「辺野古推進」「改憲」を展開したように、
改憲・戦争-中国侵略戦争にとことん突き進むのが岸田政権の本質です。
まさに新自由主義、改憲が対決軸であり、大テーマになっています。「終わらせよう!新自由
主義 とめよう!改憲・戦争」のスローガンを掲げ、3労組を先頭に労働者の団結と運動に展望
があることを実践をもって示す11・7集会こそ労働者人民の選択肢です。11・7を徹底的に
社会の前面に、労働者の選択肢に押し上げよう。
(2)街頭宣伝にうって出よう!
★大行進としての11・7ビラを作成しました。カラー版は、東京では16日、全国には週明けから使えるように送ります。
総選挙情勢を切り裂く迫力で街頭に登場して訴えよう。「野党共闘の問題は、怒らないこと、怒らせないことだ」(高山弁護士)。自民党・岸田政権への怒りをストレートに爆発させることが重要です。同時に、11・7集会の展望、3労組を先頭にした階級的労働運動の新たな潮流をつくり出すことの展望をいきいきと訴えよう。
東京では、10月16日(土)15時~、新宿駅西口で大行進の街頭宣伝を行います。呼びか
け人の高山弁護士、森川弁護士も参加予定です。
各地で街宣計画はすでに立てていると思いますが、さらに積極的に街頭にうって出よう。
(3)10・18学習講座第2弾「新自由主義とは」(高山弁護士)
11・7集会の核心的対決点である新自由主義について、「資本主義の歴史から捉える」という立場で対象化する学習講座です。首都圏の仲間は、11・7への組織化、大行進運動の内容形
成・活動家形成としてぜひ積極的に位置付けて、仲間を誘って参加してください。
【2】中国侵略戦争阻止-改憲を絶対に阻止しよう
(1)この間の新聞記事より
①「台湾有事」=対中国侵略戦争を想定し激化する米英日の軍事訓練
◆『ハンセンで中国想定訓練 在沖縄海兵隊 空母と標的情報共有』(10/6琉新)
・「在沖縄海兵隊が、キャンプ・ハンセンで9月27日から10月1日にかけ、中国を念頭に置
いた新作戦の練度向上を狙い、洋上の米海軍原子力空母カール・ビンソンと攻撃目標をデータで共有する訓練をした」「訓練では艦載機のFA18戦闘攻撃機が沖縄周辺空域をパトロール。
カール・ビンソンの担当者や情報部員がキャンプ・ハンセンなどを訪れ、情報共有の方法を確
認した。同基地では9月30日、敵に見つからないよう、高機動ロケット砲システム『ハイマース』が頻繁に移動し、攻撃する動作を繰り返していた」
◆沖縄南西-台湾東側海域で海自護衛艦と米英空母3隻が参加した共同訓練(10/2~3)
・「訓練は台湾の東側海域で実施されたといい、空母3隻が参加するのは異例」「訓練に参加した
空母は、空母打撃群を構成してインド太平洋地域を航行中の『クイーン・エリザベス』(英国)
と、『ロナルド・レーガン』『カール・ビンソン』(いずれも米国)。このほか、オランダ、カナダ、ニュージーランドの艦艇も加わり、計17隻の規模で行った」「台湾をめぐっては、今月
に入り、中国軍機が台湾の防空識別圏に相次いで進入している」(10/5朝日新聞デジタル)
・自衛隊はヘリコプター搭載型護衛艦いせやイージス艦きりしまなどが参加。
・「中国軍は、中国に近い西太平洋での空母3隻の同時展開は『1996年の台湾海峡危機のと
きに米軍が台湾海峡に派遣した空母2隻を上回る歴史的事態』と受け止めているという」(1
0/6琉新)
・さらに10月4~9日には南中国海で6カ国共同訓練。
◆英軍艦が台湾海峡を通過(9/27)
・英空母クイーン・エリザベスを中核とする空母打撃群を構成するフリゲート艦リッチモンドが
27日、台湾海峡を通過して南中国海に向かった。「攻撃能力のある英軍艦の台湾海峡通過が
公になるのは初めて」(9/28日経)。
◆空母改修中の護衛艦いずもが四国沖で米海兵隊F35Bの発着艦試験(10/3)
・「事実上の空母化に向けて改修中の海上自衛隊護衛艦いずもで実施した米海兵隊F35Bステ
ルス戦闘機の発着試験に関し、海自トップの山村浩海上幕僚長は5日の記者会見で、『改修は空自F35Bのためだが、ゆくゆくは米軍F35Bの着艦や相互運用に発展していくものだと思う』と述べ、空母化が日米の連携強化につながるとの見解を示した」(10/6琉新)
→米英空母3隻が同時に台湾東側海域に展開して訓練するというのは対中国のとてつもない軍事重圧だ。台湾東側海域で10月1~4日に中国軍機計149機が台湾の防空識別圏に進入したことがマスコミで大きく報じられたが、それはこの訓練への激甚な反応である。しかも、この只中でついにいずもの空母化、米軍F35Bの発着艦訓練が行われた。そして、陸上自衛隊大演習もこれと完全に一体である。日米英の対中国侵略戦争の激化と対決しよう。
◆米特殊部隊や海兵隊が1年前から台湾軍に訓練を実施
・「(7日のWSJの)記事によると、約20人の特殊部隊と支援部隊が台湾陸軍の訓練にあたっ
ているほか、海兵隊が台湾海軍と共同で小型艇を使った訓練を行っている」「記事は『米兵の規模は小さいが、中国の侵攻に対する防衛力構築について台湾の自信を高めるための象徴的な取り組みだ』と指摘した」(10/9読売)
②戦場化する沖縄
◆『沿岸連隊 普天間で協議 米海兵隊トップ 沖縄の重要性強調』(9/20沖タイ)
・「米海兵隊トップのバーガー司令官が米軍普天間飛行場を訪問し、同氏が主導する新構想『遠
征前方基地作戦(EABO)』の導入に伴う部隊改編案について在沖の第3海兵遠征軍司令官らと協議していたことが18日までに分かった」「バーガー氏は、部隊を改編して新たに少なくとも3個設置する海兵沿岸連隊(MLR)について、ハワイと沖縄、グアムで進めている配置検証の状況を説明。米軍のアフガニスタン撤退後の第3海兵遠征軍の役割に関し、『沖縄の戦略拠点としての重要性はますます高まっている』などと強調したという」
・「新戦略『遠征前方基地作戦(EABO)』の導入に伴う部隊改編で、バーガー氏は沖縄を戦略
拠点としてさらに強化し、自衛隊と連携する構想を描く」「普天間飛行場で隊員らを前にしたバーガー氏は、島々が連なる沖縄を『理想の訓練場』と評価。キャンプ・コートニー(うるま市)に司令部を置く第3海兵遠征軍が『部隊の近代化における中心的役割を担っていく』と強調し、隊員らを鼓舞した」
◆事件・事故の頻発
・米軍伊江島補助飛行場でのパラシュート降下訓練で米兵2人が民間地に降下(9/21)
・米軍HH60G救難ヘリが夜間訓練中に入砂島に緊急着陸(9/23)
・米軍嘉手納基地所属のF15戦闘機がフレアを誤発射(9/29)
◆辺野古新基地に伴う美謝川の水路切り替え工事強行(10/1)
◆具志堅隆松さんの質問状に自民党総裁選4候補全員回答せず
◆普天間基地からのPFAS放出-高濃度検出
※金武町の水道水での高濃度PFAS検出
4
(2)陸自大演習反対の闘い
①この間の取り組み
1)9・15防衛省緊急抗議行動
2)10・4岩国闘争
3)10・10木更津オスプレイ反対行動
②10・23佐世保・朝霞闘争――東西での統一行動として
1)陸上自衛隊大演習反対 10・23佐世保デモ
・11時30分 相浦駐屯地ゲート前で水陸機動団への抗議行動
・13時 松浦公園集合 集会後、市内をデモ行進
2)10・23朝霞駐屯地デモ・申し入れ行動
→首都圏では、埼玉からの呼びかけで朝霞闘争方針が確定しました。陸上総隊司令部がある朝
霞は陸自全体の中枢的位置があります。首都圏全体の力で朝霞闘争を闘おう。
・10時 東武東上線朝霞駅南口集合
・10時15分 朝か駐屯地に向けデモ出発
・11時 朝か駐屯地に抗議申し入れ行動 ~さらに和光市駅前までデモ
③さらに翌週の10・30横田デモを闘い、何よりも11・7を陸自大演習絶対反対の首都大デ
モとしても闘い抜こう。
【4】11・10~11沖縄現地闘争へ
11月10日(水)夜の1971年の沖縄全島ゼネストから50周年の集会に合わせて、11・
10~11沖縄現地闘争方針を設定します。
11日は、辺野古座り込みへの参加、さらにミサイル部隊の連隊本部の設置が狙われている陸上自衛隊勝連分屯地(うるま市、米軍ホワイトビーチと近接)への抗議行動も検討しています。
平日の行動なので大変ですが、ぜひ全国の大行進から代表を派遣しよう。11・7集会の成功と一体で、沖縄闘争の発展をかちとろう。
【5】最後に
都立病院独立行政法人化「定款」採決阻止の都議会闘争など重要な闘いが展開されています。すべての闘いを11・7に結実させ、この11 カ月を闘いぬこう。
以上

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