沖縄知事「ミサイル配備に断固反対」 敵基地攻撃能力「問題ある」

沖縄知事「ミサイル配備に断固反対」 敵基地攻撃能力「問題ある」

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琉球新報

玉城デニー知事(資料写真)

 岸田文雄首相が6日の所信表明演説で防衛力強化に「敵基地攻撃能力」を排除しない考えを示したことに、沖縄県の玉城デニー知事は8日の県議会11月定例会一般質問で「仮に敵基地攻撃能力を有するミサイルなどの県内配備が計画された場合、断固反対したい」と述べた。

 また、敵基地攻撃能力の保有は「さまざまな問題がある」と指摘した。

 首里城地下にある日本軍第32軍司令部壕の保存・公開に向け、玉城知事は那覇市首里金城町の第5坑口周辺の民有地の取得に前向きな姿勢を示した。「現存する唯一の坑口であり、保存・公開が大変重要だ。公開に向けて周辺環境などの項目を整理し、必要な土地の取得に向けて検討を進めていきたい」と述べた。いずれも渡久地修氏(共産)への答弁。

 沖縄戦で失われた琉球王家の別邸「御茶屋(うちゃや)御殿(うどぅん)」復元に向けた記載が2022年度からの新たな沖縄振興計画素案にないことについて、島袋善明土木建築部長は「事業主体が決まっておらず、また復元に向けた具体的な手法も定まらないという状況だ」と述べた。上原章氏(公明)への答弁。

 金城弘昌教育長は県立学校職員のうち、月80時間以上の勤務者数が17年度に延べ3506人(職員全体の5・2%)だったが、20年度は延べ1879人(同2・7%)となり「一定程度働き方改革は進んでいる」との見解を示した。比嘉京子氏(てぃーだ平和ネット)への答弁。

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