7月、安倍晋三元総理が銃撃され死亡したことを受け、仙台市教育委員会がすべての市立学校に対し、半旗の掲揚を求めていたことについて市民団体が、市に「教育の政治的中立性を侵害する」とした抗議文を提出しました。

　仙台市に抗議文を提出したのは安倍元総理の国葬中止を求める市民団体です。抗議文では、仙台市総務局から依頼を受けた教育委員会が、安倍元総理の葬儀に合わせすべての市立学校に半旗の掲揚を求めたことについて「思想・良心の自由を侵害し、教育の政治的中立性を侵害する行為で断じて認められない」としています。

　市民団体のメンバー: 「国から指示もないのに仙台市が先走って行政機関、各部局に半旗掲揚を求めた。これは市民の納得を得るのは難しいんじゃないか」 抗議文を受け取った市総務局の担当者は「震災復興に尽力された元総理が、あのような凶行で命を落とされたことを重大事案だと受け止めて判断をした」と説明しました。