保育施設でクラスター相次ぎ、千葉大病院のスタッフ80人出勤できず

保育施設でクラスター相次ぎ、千葉大病院のスタッフ80人出勤できず

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読売新聞オンライン

千葉市役所(建て替え工事中、2020年11月6日撮影)

 新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が千葉市内の保育施設で相次いだことを受け、千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)は、21、22日の2日間で医師や看護師ら医療スタッフ約80人の職員が自宅で子どもの面倒を見るため、出勤できなかったと明らかにした。人と対面で診療する医療現場ではテレワークが成り立ちにくく、横手幸太郎院長は「医療現場の新たな危機」と訴えている。 

 千葉市医療政策課によると、同市内では7月から保育施設でクラスターが続発。7月は2件、8月は5件、9月は22日までに4件が確認された。

 同病院の職員の多くが利用する保育施設でも今月、クラスターが発生。21、22日の2日間で職員約3000人のうち、約80人の職員が自宅で登園できない子どもを保育するため、出勤できなくなった。

 同病院では、新型コロナの対応のために、各診療科の人員稼働率を80%に抑制している。新規感染者数が減少傾向にあることから、何とか業務はこなせている状況という。ただ、この事態が続けば、診療業務をさらに縮小せざるを得なくなり、「冷や冷やの状態」(横手院長)という。

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沖縄で全国よりも9ポイント高い「違法な残業」 他県より多い業態が影響

沖縄で全国よりも9ポイント高い「違法な残業」 他県より多い業態が影響

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沖縄タイムス

違法な時間外労働の事業所数(%)

 沖縄労働局(西川昌登局長)は24日、2020年度に長時間労働が疑われる県内248事業所に監督指導を行い、46・4%に当たる115事業所で違法な時間外労働が確認されたと発表した。全国の37%より9・4ポイント高かった。違法な時間外労働の比率が全国より高いことについて、同局の担当者は「他県より中小・零細企業の割合が高いことが要因の一つ」と説明した。

 時間外・休日勤務が「過労死ライン」とされる月80時間を超えた労働者が確認されたのは30事業所(26・1%)。そのうち100時間超は22事業所(19・1%)、150時間超は6事業所(5・2%)、200時間超も1事業所(0・9%)確認された。

 監督指導した248事業所のうち、労働基準関係の違反があったのは、80・6%に当たる200事業所。労働時間に関する違反以外では、労働者に健康診断を実施していないなど健康障害防止措置の未実施が50事業所(20・2%)、賃金不払い残業が15事業所(6%)だった。

 同局の担当者は「労働局などが主催する『働き方改革関連法』の説明会に企業の参加を呼び掛けるなど、周知活動を進めて行く」とした。

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疎開船「武州丸」の犠牲者慰霊 徳之島 コロナ下で規模縮小

疎開船「武州丸」の犠牲者慰霊 徳之島 コロナ下で規模縮小

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南海日日新聞

慰霊碑に献花して祈りをささげる「平和の夕べ」の参加者=25日、徳之島町亀徳

 太平洋戦争中に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没した疎開船「武州丸」の犠牲者を慰霊する「平和の夕べ」が25日、鹿児島県徳之島町亀徳のなごみの岬公園の慰霊碑前であった。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から規模を縮小して開催。島内の有志ら約20人が参加して恒久平和への誓いを新たにした。

 武州丸と平和を考える会(幸多勝弘会長)が主催。同会と遺族会の共催で2010年まで慰霊祭が行われていたが、遺族の高齢化に伴い「平和の夕べ」に改称された。例年は島内の児童生徒も参加して平和の誓いを朗読するのが恒例だが、今年は新型コロナ感染拡大防止のため、児童生徒の出席を取りやめた。

 島内の小中学生に武州丸の惨禍を紙芝居で伝える活動を続けている幸多会長だが、今年はコロナ禍で1回も実施できていないという。幸多会長は「戦争の残酷さを風化させないためにも語り継ぐことが大切。島内では武州丸以外にも多くの犠牲があった。高齢者からの聞き取りなど学校独自で平和教育に取り組んでほしい」と希望を述べた。  武州丸は本土に向けて航行中の1944年9月25日、十島村中之島沖で米軍潜水艦の魚雷攻撃を受けて沈没。徳之島町亀徳、井之川、山、尾母集落の学童や女性ら148人が犠牲になった。

奄美の南海日日新聞

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「心が折れてつぶれる」コロナ手当は1度だけ 沖縄の民間病院の看護師 県立病院と格差

「心が折れてつぶれる」コロナ手当は1度だけ 沖縄の民間病院の看護師 県立病院と格差

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沖縄タイムス

看護師が感染を防ぐため身に着けているというキャップやフェースシールド、N95マスク(提供)

 新型コロナウイルス感染拡大が断続的に続く沖縄県内で、感染患者の入院治療に最前線で当たる医療従事者特殊勤務手当(危険手当)の格差が生じている。「心の置き所がない。もう耐えられない」。昨年2月に県内で感染が初確認されて以降、手当が一度しか支給されていない民間病院で働く看護師は訴える。(社会部・篠原知恵)

【写真】沖縄の1病院で看護師77人が大量退職 コロナ感染の不安やストレスで

>>医師や看護師のコロナ手当に格差 沖縄の22病院 支給の停止も「使命感だけでは限界」

 第1波は昨年春。以来、日常は一変し、防護服に身を包む。病院の方針に従いこの1年半、県外に出ることも会食も自粛。ワクチン接種後も「家庭や院内にウイルスを持ち込むのでは」と気を張り詰めてきた。

 コロナ感染は、患者1人の看護に本来の倍以上の人手が必要だ。その上、レッドゾーン内外の出入りも自由にできず、薬剤や物品の準備、処置に時間がかかる。

「5時間以上も防護具を身に着け、十分な水分補給や食事休憩ができないこともあった。トイレを我慢してぼうこう炎になった仲間もいる」。密閉性の高い「N95マスク」などの着用で、鼻や耳は痛む。

■嫌気が差して職場を去った同僚

 未曽有の感染拡大となった直近の第5波は、コロナ病床が最も逼迫(ひっぱく)し、勤務する病院も病床拡充を余儀なくされた。「1年余りの疲労に加え、業務負担や緊張がさらに増した」。労働環境に嫌気が差して職場を去った同僚もいる。次から次に患者は来るが「ゴール」は見えない。「これから、あと何波来るのか。考えると仕事を続ける自信がない」

 病院からの手当は昨年度に一度、数万円が振り込まれたきり。7月に「8月支給」だと伝えられたが、ふたを開ければ支給は遅れに遅れた。その後、手当の話は一切ない。月給はコロナ前とほとんど変わらない。

■「なぜこれほど差が出るのか」

 同じように防護具姿で患者に対応する県立病院の医療従事者には、1日の手当3千~4千円に加え、感染拡大時の特別手当として10万~25万円が出る。ワクチン接種のアルバイトで時給5千円前後を受け取る看護師もいる。「周囲を見ると、よりしんどい。なぜこれほど差が出るのか」。命を救う仕事にやりがいを感じるが、格差に加え、感染収束が見通せない日々にもどかしさが募る。

 一時期はよく、「医療従事者に拍手を」と耳にした。弁当や菓子の差し入れが届き、心が救われることもある。それでも。

 「このままだと心が折れ、つぶれる」。冬に第6波の到来も取り沙汰される。

「同じ感染リスクと負担の中で働いても、手当もない医療従事者の存在を知ってほしい。格差の解消につながれば」と願う。

■「離職を生まない施策を望む」と労組

 沖縄県医療福祉労働組合連合会書記長・井樋口美香子さんの話

 この1年半、医療従事者は先の見えない感染状況の中で必死にモチベーションを保ってきたが、それに見合う対価がなければ心は折れる。現場から「大切にされている実感がない」「辞めたい」の声もよく聞く。

 4月以降、国や県の補助金交付に遅れが生じている。その中で体力のある病院は手当を払えるが、コロナ対応で経営に厳しさを増す病院もあり、病院任せの対応には限界がある。各病院にコロナ病床拡張を要請した以上、行政は責任を持って、迅速に補助金の交付を進めるべきだ。

 県の協力金は待遇改善などを目的とするが、実際に医療従事者にどれほどの額が行き渡っているのか、待遇改善につながっているのか、しっかり確認する必要がある。

 十分な手当がない状態で長期のコロナ対応に耐える医療従事者がいる一方で、例えば看護師の場合、ワクチン接種会場のアルバイトは時給5千円前後もらえるという。

 矛盾を重ねて離職につながらない施策を望みたい。最低でも、県立病院並みの手当が各重点医療機関で働く人たちに行き渡るよう、国や県は対応を尽くすべきではないか。(談)

■国や県が出す協力金

 どう使うかは病院次第  新型コロナウイルスに対応する医療従事者の「特殊勤務手当」への活用を想定した重点医療機関向け補助金は主に2種類ある。県の協力金と、国の入院受入医療機関緊急支援事業補助金だ。ともに医療従事者の待遇改善などが目的だが、実際にどう使うかは各病院の裁量に委ねられる。

 県が待遇改善の施策で「いの一番」に挙げるのが協力金だ。軽症・中等症患者受け入れに32万円、重症に144万円などを払う。ただ待遇改善だけでなく院内感染対策にも使える。「各病院の実情に応じ使えるよう、縛りはない」(県)という。国の補助金も待遇改善や院内感染対策などに使える仕組みだ。

 病院側も、手当支給に気をもんでいる。民間病院の関係者は「離職に直結する問題。他病院とも話しづらく、県が基準を示し補助してほしい」。別の関係者は「県の協力金で日々の手当を賄っているが、経営は厳しく県立には劣る。昨年度は国の補助金で一時金を出しカバーした」という。

 感染患者の入院治療に当たる立場は同じにもかかわらず、勤務先によって手当に差が生じることを防ぐため、独自に一定の基準を設けて手当を全額補助する自治体も少なくない。東京都は対応に当たる医療機関に、医療従事者1人1日5千円を上限に手当を全額補助。大阪府も似た仕組みがある。

 沖縄県は手当に特化した補助事業はなく、手当の基準も示していない。

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9月25日、名古屋入管死亡事件の真相究明と再発防止を求めて全国でデモが行われました!

9月25日、名古屋入管死亡事件の真相究明と再発防止を求めて全国でデモが行われました!

ウィシュマさん死亡事件の真相究明を求める 学生・市民の会

日本

2021年9月27日 — 

 署名に賛同してくださった皆さま、ご協力誠にありがとうございます。

 一昨日、9月25日、名古屋入管死亡事件の真相究明と再発防止を求めて全国でデモが行われました。札幌、仙台、高崎、東京、名古屋、京都、大阪、高知でスタンディングアクション、サイレントデモが行われ、東京では200人を超える参加者が集まりました。団体だけでなく個人でも参加している方もいて、問題意識を持つ市民が団結し、日本社会全体に声を届ける良い機会になりました。

 私たちは現在、10月1日の第二次署名提出で十万筆の賛同を得ることを目標にしています!

 現在の署名数は81843筆で、目標まであと18,157筆必要です。ぜひ署名、拡散のご協力よろしくお願いいたします。

(写真:©︎Natsuki Yasuda/ Dialogue for People)

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韓国サンケン労組を支援する会より

韓国サンケン労組を支援する会より、5月10日に不当逮捕され、未だに勾留されている尾沢孝司さんの早期釈放を求める署名のお願いがありました。署名用紙等は下記レイバーネット日本のWebサイトに掲載していただきました。拡散とご協力をよろしくお願いいたします。
http://www.labornetjp.org/news/2021/0927shomei

Oidon
———————————————
関係各位
               2021年9月21日

韓国サンケン労組を支援する会
韓国サンケン労組と連帯する埼玉市民の会
連絡先:東京都台東区上野1-12-6 3階
中小労組政策ネットワーク気付
℡03-5816-3960 fax03-5812-4086

署名活動へのご協力のお願い

 日頃より韓国サンケン労組を支援する会の活動へのご支援に心より御礼申し上します。
 サンケン電気は本年1月20日、100%子会社である韓国サンケンの一方的な廃業と全員解雇を強行しました。韓国サンケン労組は偽装解散と解雇無効の救済申し立てを慶南労働委員会に行い、5月6日には「当事者同士の協議」求める話し合いの和解勧告が出ましたが、韓国サンケンの社長とは連絡も取れない状況でした。本社との直接交渉を求める韓国サンケン労組の要請を受けて、和解勧告に従って労組と話し合うよう求めた尾沢孝司さん(韓国サンケン労組を支援する会事務局次長)が不当にも逮捕され、現在も勾留が続いています。
 勾留の理由とされる証拠隠滅や逃亡の恐れもありません。支援する会では、持病を抱える本人の健康状態や、家族の闘病など無視した長期勾留という人権侵害の状況から一刻も早い釈放を求めて、早期釈放を求める署名活動に取り組みます。ぜひとも皆様のご協力をお願いいたします。

1,署名集約先
韓国サンケン労組を支援する会
〒110-0005
東京都台東区上野1-12-6 3階 中小労組政策ネットワーク気付
2,署名集約日
第1次集約  10月31日
第2次集約  11月30日

※署名用紙が不足の場合は、お手数ですがコピーでの対応をお願いします。
※救援カンパの取り組みも継続しています。

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11・7労働者集会を階級的反撃の場に!

菅は倒した!今こそ全労働者の団結で新自由主義終わらせよう
 11・7労働者集会を階級的反撃の場に!

9月3日、菅義偉首相が自民党総裁選への不出馬を表明した。前日まで9月解散案や党役員人事の刷新など様々な策を弄(ろう)してあがいた末に、万策尽きて辞任に追い込まれた。労働者階級人民の沸き上がる怒りが菅を引きずり倒したのだ。革共同は、この重大局面においてすべての労働者階級人民に訴える。今こそ新自由主義を終わらせる時だ。菅を打倒した階級的力に確信をもって、新自由主義を打倒する階級的労働運動をつくりだそう。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、国鉄千葉動力車労働組合が呼びかける11・7労働者集会に結集し、この社会を根底から変革する闘いを共に開始しよう。

全支配階級に引導渡す時

 菅は3日の囲み取材で、「コロナ対策に専念するために総裁選に出馬しない」などと言い、記者からの質問に何一つ答えることなく逃げ去った。だが、今さらどの口が「コロナ対策に専念」などと言うのか。過去最大の感染爆発の真っただ中で五輪・パラリンピックを強行したのは誰か。全国から8万人の警察権力と7500人の自衛隊を動員し、国家暴力によって「五輪翼賛ムード」を演出し、人員・医療資源・検査などを五輪に投じ、東京のみならず日本中に恐るべき勢いで感染を拡大させたのは菅政権だ。総裁選出馬を表明した自民党前政調会長・岸田文雄、幹事長代行・野田聖子、ワクチン担当相・河野太郎、前総務相・高市早苗といった連中も、前首相の安倍晋三や麻生太郎、二階俊博といった自民党幹部らも菅と同罪だ。
 8月25日時点で自宅療養者数は全国で11万8229人、療養先調整中は3万2162人に上る。一体どれだけの人々がまともな医療も受けられないまま自宅での死を強制されたか。今や酸素を得るために必死にならなければならないのが日本社会の現実だ! この事態をもたらした張本人というべき連中が、苦しむ人々を尻目に「明かりは見え始めている」(菅)、「コロナはまがりなりにも収束した」(麻生)などと平然と言い放っているのだ。
 緊急事態宣言は際限なく延長され、飲食店事業者は廃業に追い込まれている。労働者は日々感染リスクにさらされながら満員電車での通勤を強いられている。何よりもすべての矛盾が医療労働者や保健所の労働者に押し付けられている。これほどの事態を招いたことに何の責任もとらず、自民党の政治家連中は権力争いに熱中し、菅に代わる新総裁のもとで次期衆院選を乗り切ることしか考えていないのだ。こんな連中には、今こそ労働者階級の怒りの決起でまとめて引導を渡さなくてはならない。
 最大のコロナ対策は、労働者階級が団結を取り戻し、新自由主義を打倒して社会を根底から変革することの中にある。菅を打倒した人民の怒りを団結した力に転化し、階級的労働運動を登場させよう。

改憲競い合う自民総裁選

 昨年9月に登場した菅政権は、官房副長官・杉田和博や国家安全保障局長・北村滋など警察官僚を政権中枢に登用し、学術会議会員任命拒否に見られるような強権的支配への転換を進めようとした。その一方、森友・加計・桜など安倍政権時代からの数々の不正・腐敗に加え、菅の長男が勤める企業からの総務省幹部への違法接待も発覚。鶏卵汚職事件の収賄罪で起訴された吉川貴盛元農相、選挙区内で現金を配り公職選挙法違反で起訴された菅原一秀前経産相らは議員辞職、そして河井克行・案里夫妻は同じく公選法違反(買収)で有罪となりいずれも議員辞職した。
 安倍・菅両政権下であふれ出た数々の不正・腐敗こそ、自民党政治の正体だ。そして何より重大なことは、今年4月の日米首脳会談を決定的な転機として、菅政権が中国侵略戦争に向けて絶望的突進を開始したことである。通常国会での改憲国民投票法、重要土地調査規制法、デジタル独裁法など超反動立法を次々と強行する一方、辺野古新基地建設や自衛隊の先島諸島配備、敵基地攻撃能力の保有に向けた防衛費の大幅増額などを推し進めた。コロナ感染爆発下での五輪・パラリンピックの強行も、改憲・戦争国家化に向けた攻撃にほかならない。
 今、自民党総裁選があたかも菅政治に代わる新たな選択肢を示すものであるかのように演出され、マスコミも巻き込んで大宣伝されている。だがそれは、新自由主義と自民党政治の延命のための見え透いた茶番であり、同時に安倍・菅両政権がやってきた改憲・戦争攻撃の継続だ。早々に総裁選出馬を表明した岸田は、6月に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍や麻生を最高顧問に据えた。安倍路線の継承を掲げる極右・歴史修正主義者の高市、安倍政権で防衛相を務め「尖閣諸島を守るためには武力行使を」と主張する河野、9条改憲論者の石破茂など、いずれも安倍や菅の共犯者でしかない連中が、改憲・戦争への突出を競い合っているにすぎない。
 その背景には、ここまで改憲を阻止されてきたことへの支配階級の激しい焦りがある。自民党総裁選から衆院選に向かう過程での改憲勢力の突出と対決し、今秋、改憲・戦争阻止の闘いをさらに大発展させよう。

中国侵略戦争絶対阻止を

 20年にわたるアフガニスタン侵略戦争に敗北したアメリカ帝国主義は、世界支配の崩壊と国内階級支配の危機に追い詰められ、そこからの活路を中国侵略戦争に見いだそうと世界的な米軍の再編を進めている。そして日本帝国主義は、菅政権の崩壊を経て一層絶望的に改憲・戦争に突き進もうとしている。
 過去最大の5兆4797億円となった防衛省の22年度概算要求では、沖縄本島(うるま市)の陸上自衛隊勝連分屯地に地対艦ミサイル部隊を配備する方針が発表された。奄美大島、宮古島に続き、石垣島、沖縄本島への配備で南西諸島全体をミサイル基地化しようとしている。
 8月末には自衛隊が英軍や米・豪軍と沖縄南方の海上で共同訓練を実施し、海上自衛隊護衛艦「いせ」に米海兵隊オスプレイが着艦する訓練も行われた。横須賀基地には英空母クイーン・エリザベスとともに、米空母カール・ビンソンが最新鋭のステルス戦闘機F35CやCMV22オスプレイを搭載して寄港した。
 だが、このように戦争に向けた動きがかつてない勢いで加速する中、労働者民衆の怒りと危機感に満ちた行動も広がっている。今こそ反戦・反基地闘争の全国的爆発をかちとろう。

現場から闘いを組織し11・7へ

 菅を打倒したことで、11・7労働者集会の歴史的位置はさらに決定的なものとなった。労働者階級の未来は資本主義の救済の中にはない。労働者階級が権力をとり、資本家階級による搾取・収奪とそのための政治支配を終わらせよう。
 改憲勢力の立憲民主党にすり寄り、「尖閣は日本の領土だ」と叫ぶ日本共産党は中国侵略戦争の先兵だ。こんな「野党共闘」に戦争を止める力も社会を変える展望もないことは明白だ。
 今求められていることはただ一点、現場から階級的労働運動をつくりだすことだ。JRによる「労組なき社会」化攻撃、分割・民営化を超える大合理化攻撃に立ち向かい、職場代表選の勝利から過半数労組への挑戦を開始した動労千葉と、戦後最大の労組弾圧と真正面から闘う関西生コン支部を先頭に、現場から闘いを組織して11・7に結集しよう。入管法改悪を阻止した闘い、原発再稼働・汚染水放出と先頭で闘う福島、基地・安保と闘う沖縄、すべての怒りと闘いを一つに結集しよう。改憲・戦争を阻止し、新自由主義を終わらせる大集会として11・7を闘いとろう。

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10・3三里塚全国集会へ

10・3三里塚全国集会へ
労働者と農民の連帯で市東さんの農地守ろう!

(写真 「勝つまで闘う」とデモの先頭に立つ市東さん【7月11日 成田市】)

三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかける全国総決起集会が10月3日、成田市栗山公園で開催される。天神峰・市東孝雄さんの農地を守り、日本帝国主義・自民党政権の改憲・戦争攻撃を根底から粉砕するため全力で結集しよう。階級的労働運動の前進と一体で市東さん農地死守の大運動を作りだそう。

強制執行を実力阻止する

 新型コロナ感染拡大という未曽有の社会的危機の中で、全学連をはじめ多くの若者が、三里塚現地に駆けつけて援農や闘争に参加し、反対同盟農民と共に汗を流してきた。そこで各々が得た経験と確信は、新自由主義がもたらす「闘っても勝てない」という無力感を吹き飛ばす原動力となり、職場・学園・街頭での闘いが前進している。
 7・23五輪開会式に対する実力粉砕闘争は、国家権力が五輪にかけた危機のりきりの思惑を完全に打ち砕いた。8月6日に広島で原稿を読み飛ばすなどボロボロとなった菅は、ついに自ら政権を投げ出した。青年・学生を先頭に実力闘争を復権して菅を打倒し、今秋決戦勝利への展望を切り開いたのだ。
 市東さんの農地を守る闘いは、重大局面を迎えている。最高裁第三小法廷は6月8日、請求異議裁判の上告棄却決定を下し、NAA(成田空港会社)による卑劣な違法・脱法をすべて不問に付し、農地強奪へのお墨付きを与えた。現在、法的にはいつでも強制執行が可能となる状況だ。
 だが棄却決定は、市東さんの闘志をわずかでも削ぐことはできなかった。

3代100年続く農地

 7・4国鉄集会で市東さんは訴えた。「上告棄却は絶対に許すことはできない。しかし裁判闘争だけでなく、現地闘争をいかに強固に広げていくかが今一番大事な課題だ。反対同盟は55年間も権力の横暴なやり方に抗し、自分たちの闘いの正義を貫いてきた。私は一人ではない。みなさんの力で勝つまで闘います」。国家権力とNAAはこの市東さんの不動の決意に根底から打ちのめされている。
 反対同盟決戦本部と三里塚闘争支援連絡会議は4月1日以来、深夜早朝も含めた監視体制を強化し、強制執行実力阻止の態勢を取って闘いを継続している。
 市東さんの農地は、祖父の市太郎さんが百年前に開墾し、父・東市さん、孝雄さんと3代にわたり耕してきた肥沃(ひよく)な農地だ。
 明け渡しの対象とされている面積は、農地法裁判(農地収奪の反動判決確定)と耕作権裁判(千葉地裁で審理中)を併せて1万3006平方㍍、全耕作面積の約73%を占める。民事訴訟の形をとっているが、実質上は強制収用(国策)であり、その規模は71年の第1次、第2次強制代執行(8354平方㍍)を大幅に上回る。
 市東さんに対し「農民としての死」を強制する攻撃だ。農業を育成し農民の権利を守るための農地法を悪用し、耕作者の同意なき農地取り上げを強行することなど絶対に許してはならない。三里塚現地闘争本部を先頭に実力阻止態勢を強化し農地死守決戦に立とう。

廃港の危機を深める成田

 成田は文字通り廃港の危機に直面している。
 成田の運用状況を見ると、今年上期(1〜6月)の国際線旅客数は68万6237人で、開港以来最低となった(19年上期の約1797万人から4%に激減)。
 そしてNAAは今年12月から来年10月にかけて、B滑走路の並行誘導路(「への字」の北側部分)を終日閉鎖して昼間に改修工事を行うと発表した。北側から着陸し南側から離陸するという一方向の運用に限ることで、B滑走路に並行する誘導路の使用を停止するのだ。この事態は、場当たり的な空港建設の破綻性を示すと同時に、NAAにとって市東さんの農地を奪う「緊急性」も「必要性」もまったくないことを自己暴露するものだ。
 東峰の森を破壊して建設された東側誘導路(建設費120億円)も、市東さんの家と畑を囲い込んだ第3誘導路(同200億円)も無用の長物となる。
 今後コロナ危機が収束したとしても、航空需要が「コロナ前」に回復することはありえない。インバウンドの決定打とされた東京五輪は空振りに終わり、「観光立国政策」自体が破産し、リモートワークの普及などでビジネスでの人の移動も激減した。航空資本は大再編と規模縮小に向かわざるをえない。
 コロナパンデミックは資本主義・新自由主義がもたらした災害だ。自然を破壊する野放図な乱開発は生態系への破壊的な干渉となって未知のウイルス・病原体を呼び寄せ、都市への人口集中が大量感染を促進し、さらに国境を越えて、高速・頻繁・大量に人とモノを動かす資本の運動と一体で世界へと広がった。
 他方で気候変動への危機感から、大量の化石燃料を浪費して二酸化炭素を排出する飛行機での移動を忌避する「飛び恥」運動が若者を中心に全世界に広がっている。
 反対同盟は、昨年9月27日の全国集会で「資本主義にとどめを刺すのは今だ。『新しい生活様式』とは格差も貧困も差別もない社会をつくることである。コロナ危機を空港廃港へ! 三里塚から世の中を変えよう!」(集会宣言)と訴えている。
 資本主義・新自由主義を終わらせる以外にコロナ危機も気候変動も真の解決はない。成田空港を廃港に!

新自由主義打ち砕く闘い

 これまでの安倍―菅農政のもとで、日本農業は未曽有の危機に追いやられている。「イノベーション」「成長産業化」などのかけ声のもと、「もうかる農業だけが生き残ればよい」という露骨な農業切り捨て政策が進められてきた。人類にとって最古の営みであり、社会存続の絶対的基盤であるにもかかわらず、農業が今ほどないがしろにされている時はない。
 労働者階級は農民の苦境に無関心ではいられない。今こそ共に日本革命を担う主体として、農民の獲得、労農連帯の発展が求められている。三里塚闘争はその決定的水路である。
 三里塚農民の必死の闘いに応えてジェット燃料貨車輸送阻止に立ち上がった動労千葉の決起は、40年を超えてその輝きは増すばかりだ。動労千葉は、ストへの弾圧・処分、本部からの査問・組合つぶしの攻撃を受けて立ち、自らの個別的利害を超えて立ち上がった。そしてそれを階級的共同闘争として発展させ、攻撃を組合の団結へと転化した。ここには今日の「目先の利益だけを求めて動け!」とする新自由主義的な価値観を打ち破る決定的なカギがある。
 労働者・農民の共通の未来のために「空港はいらない、農業を奪うな」と訴え労農連帯を強化しよう。企業による農業支配の道を開く「国家戦略特区」を弾劾しよう。

改憲・戦争阻もう

 日帝は過去最大の防衛予算を計上し、「敵基地攻撃」を想定したミサイル防衛構築、大規模軍事演習などを進め、中国侵略戦争への参戦を本気で準備している。4千㍍滑走路を持つ成田空港は戦争のための兵站(へいたん)拠点として位置づけられている。空港機能強化策による3500㍍の滑走路2本の建設もその一環としてある。改憲・戦争阻止、成田軍事空港粉砕の闘いを強化しよう。
 芝山町の農地・山林・水系・居住環境を破壊し尽くす第3滑走路を、住民の怒りと結合して粉砕しよう。
 市東さんが耕す天神峰農地の一角には1971年渋谷闘争に決起した星野文昭さんの遺骨が分骨されている。沖縄・三里塚の勝利を目指した星野さんのように闘おう。大坂正明さんを三里塚の大地に奪還しよう。
 新自由主義の中で、もがき苦しむ青年・学生の中に今こそ勝利の息吹とともに三里塚闘争を持ち込もう。そのための最良の武器が反対同盟の新DVDだ。上映運動を組織し、援農・現地調査に仲間と共にかけつけよう。10・3全国集会に集まろう!

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国鉄解雇撤回裁判

国鉄解雇撤回裁判
 JR東日本は法廷に出よ!
      東京地裁が重大な決定!

国鉄1047名解雇撤回をめぐり、大きな勝利が切り開かれた。解雇撤回を否定した中央労働委員会の反動命令の取り消しを求める裁判で、東京地裁は9月2日、JR東日本を裁判に参加させると決定した。「JR東日本を法廷に出せ」と求める動労総連合の申し立てを認めたのだ。
 JRが法廷に出てくれば、解雇の真相究明が裁判の焦点になる。解雇撤回の前に立ちはだかっていた壁の一つが、ついに崩れた。

解雇の真相究明へ

 動労総連合は、国鉄分割・民営化以来三十数年にわたる闘いで、組合員解雇の真相をようやくつかんだ。JR設立委員長の斎藤英四郎こそ組合員を解雇するための「不採用基準」の策定を指示した張本人であり、その基準はJR設立委員会の会合で正式に承認された。「不採用基準」の策定が不当労働行為になることは、2015年の最高裁決定も認定している。その基準がJR設立委員によって作られたのなら、不当労働行為の責任はJRにあり、JRには解雇を撤回する法的な義務がある。
 これは、国鉄分割・民営化による解雇について「国鉄に責任があったとしてもJRには責任がない」としてきたこれまでの最高裁判決を根本から覆す事実だ。
 動労総連合はこの事実をもとに、解雇撤回とそのための団体交渉の開催をJR東日本に求めて、労働委員会に申し立てた。だが千葉県労働委員会は審理を拒否して却下決定を出し、中労委は調査もせずに労働組合の申し立てを切り捨てた。
 この中労委反動命令の取り消しを求める裁判では、JR東日本を出廷させるかどうかが大きな争点になってきた。労働委員会命令をめぐる裁判では、使用者が訴訟に加わるのは通常のことだ。だが中労委は、JR東日本の訴訟参加をかたくなに否定した。JRと一体となって、解雇の真相究明を妨げようとしたのだ。
 中労委は裁判所に出した意見書で、「裁判で労組の主張が認められる可能性はないから、JRを訴訟に参加させる必要はない」という趣旨の主張さえした。だが、それはあまりにも無理があった。今回の東京地裁の決定は、組合勝訴の可能性も抽象的には否定できないという理由で、中労委の言い分を退けた。裁判所の思惑がどこにあるにせよ、この決定が事実審理の実現に向けて事態を動かすものになることは間違いない。

葛西と深沢を出せ

 動労総連合の申し立てに対し労働委員会は、①国鉄分割・民営化は三十年以上も前のことで、解雇撤回の要求は「申し立て期間」を過ぎているから労働委員会の審査の対象にならない、②「JRに解雇の責任はない」という2003年の最高裁判決で問題はすでに決着している——という態度を一貫してとってきた。
 だが、不採用基準がJR設立委員長によって作られたという事実は、03年の最高裁判決の時には、まだ明らかになっていなかった。事実の解明に三十数年を要したのは、JR資本や国家権力が事実を徹底的に隠してきたからだ。これ自体が不当労働行為の上に不当労働行為を重ねる犯罪だ。しかも、03年の最高裁判決でさえ「設立委員自身が不当労働行為を行った場合は別として(JRに責任はない)」という留保をつけている。新たな事実が出された以上、労働委員会も裁判所も、改めて事実を調べて判断をやり直すべきだ。
 国鉄解雇撤回闘争は、過去の問題を追及するだけのものでは決してない。解雇を指示したのはJR東海名誉会長の葛西敬之であり、実務を担ったのはJR東日本社長の深沢祐二だ。彼らの証人喚問を勝ち取ろう。
 彼らJR経営陣は、コロナが加速した分割・民営化の破産を暴力的に突破するために「業務融合化」などの大合理化を強行し、ローカル線の切り捨てを進めている。これは民営化の破産を一層促進する。北海道や四国だけでなく本州でも、鉄道を民営化したら公共交通が成り立たなくなることは明白になったのだ。
 解雇撤回判決を求める裁判所あて署名を広げよう。9月29日に予定されている裁判に集まり、事実審理の実現へ攻勢に出よう。11・7労働者集会へ、コロナ解雇と闘う陣形を1047名闘争を軸に打ち立てよう。

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缶コーヒーより安いコメ?!
             群馬 田島俊昭

 群馬は稲刈りが遅いのですが、全国では仮渡し金が始まりました。最高人気の新潟県「魚沼コシヒカリ」が昨年の減額を回復できずに60㌔1万6500円。「新潟コシ」13%下落。大嘗祭米の「とちぎの星」41%暴落。「千葉ふさこがね」は45%下落の6000円でした。コメ1㌔が缶コーヒーより安いのか!
 「仮渡し金」とは、農協に委託販売した農家に、出荷の際に支払われる前渡し金で、農協によって価格差がありますが、7年前の暴落時には最終価格が仮渡し金に届かず、返金させられた地域もありました。
 暴落要因は、コメの輸入(毎年77万㌧。群馬・神奈川・茨城・栃木の総量)と、コロナで増加した在庫。でも、金額にすればオスプレイ十数機分。輸入米を市場から切り離し、政府が買い取って困窮対策に活用すればいいのです。
 「前進」2913号(2018年2月5日付)で「日帝・農水省はコメの生産コストを60㌔あたり9600円まで引き下げようとしている。現在の1万6千円水準から4割もの削減である。現在でも生きられない状態にある農民が離農に追い込まれるのは必至だ」と訴えたとおり、最近の「農林業センサス」によれば、農業を主な事業とする農業従事者は136万1千人。多くの中小農家が離農し、耕作面積10㌶以上の農業経営体が全国の耕地の約56%を占めています。
 コメ暴落は農民への攻撃であり、労農分断の攻撃であり、労働者への賃下げと一体の大攻撃です。労農連帯を強め、10・3三里塚―11・7労働者集会で反撃し市東さんの農地を守ろう!

空港機能強化粉砕!
改憲阻止・菅政権打倒!
10・3三里塚全国総決起集会
10月3日(日)正午
成田市栗山公園

(成田市花崎町749番地1、J R成田駅東口、京成成田駅下車) 

集会後、デモ
主催 三里塚芝山連合空港反対同盟

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