韓国・旭支会のドキュメンタリー映画を見ました!感動しました!

旭支援共闘会議が映画集会
チョンテイル烈士50周年記念
韓国・旭支会のドキュメンタリー上映
AGCは解雇を撤回せよ!

(写真 映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」【キムサンペ監督】上映後、金元重さんが感想を語った【11月15日 東京・亀戸】)

11月15日夜、「チョンテイル烈士50周年記念『あなたは蜘蛛(くも)を見たことがありますか』上映集会」が、旭非正規職支会支援共闘会議の主催で開かれた。会場の東京・亀戸文化センターカメリアホールにはコロナ規制下、180人が集まり、日韓国際連帯の集いとして勝ち取られた。
この映画は、旭硝子(現AGC)の韓国工場で労働組合をつくって解雇された旭非正規職支会の解雇撤回闘争と、その過程で旭支会が支援連帯に駆け付けた高速道路料金所で働く女性労働者が正規職化を要求して解雇されたトールゲート闘争など、非正規職闘争現場のドキュメンタリーだ。
映画は冒頭、労働災害が続発する労働現場を映し出す。「テアン発電所で働いていた20代のキムヨンギュン氏の月給は220万ウォン(約21万円)でしたが、韓国西部発電が下請け会社に払っていた月給は2倍以上の520万ウォンでした」—-2018年12月8日、石炭搬送用のベルトコンベヤーに挟まれて亡くなったキムヨンギュンさんのお母さん、キムミスクさんはもう一人の主人公だ。
悲しみの中から立ち上がったキムミスクさんは語る。「でも黙っているわけにはいきません。政治と企業がグルになって持たざる庶民を殺しています。結局は持たざる人々が変えなくてはなりません。命を踏みにじり権利を奪う資本家たちを許すことはできません」(19年12月8日、キムヨンギュン1周年追悼式)

AGC本社と闘う!

集会では、映画上映に先立ち旭支援共闘会議議長の山本弘行さんが、2015年7月、解雇直後に日本遠征闘争を動労千葉が受け入れて交流が始まり、18年5月に旭支会支援共闘会議を結成、5次にわたる遠征闘争を共に闘い、今年コロナ下で人の往来はできなくなったが日本でAGC本社を攻める闘いを担っていることなどを報告、映画上映会を全国で取り組み、支援陣形を拡大しようと訴えた。
チャホノ旭支会長のメッセージが読み上げられた(別掲)。映画について「監督は、蜘蛛が糸をつくるように、旭闘争が連帯の蜘蛛の糸をはりめぐらし、非正規職労働者たちは、相互につながっていることを示している」と語り、「旭闘争は必ず勝利する。すでに旭組合員は勝利している。闘いを通して自分たちを変え、闘争を通して労働者として堂々と自信をつかんだ。これ以上の勝利はない。連帯の力で走ってきた闘い、勝利で報いる。最後まで笑いながら共に闘おう」と結ばれている。

全国で上映運動を!

 上映後、旭支援共闘会議顧問の金元重さんが「このように早く日本語の字幕付きで映画を見ることができたのは、日韓連帯と運動の力だ」と語り、チョンテイル烈士が「勤労基準法を遵守せよ」と叫んで焼身してから50年、民主労総が全力で取り組んでいるチョンテイル3法について報告した。そして「この映画にあるようにすばらしい闘いをしている旭支会を支援し、国際闘争の実を上げる必要がある。日韓連帯の労働組合の闘争をどう盛り上げていくかは、日本の労働組合の再生、復活のためにも重要な課題だ。全国で上映運動をやっていこう」と呼びかけた。
最後に旭支援共闘会議の清水彰二事務局長が、日韓連帯、国際連帯を発展させる道は日本で労働運動を発展させることに尽きると断言し、①映画の上映運動を全国で行い、会員を募り、支援運動を拡大しよう、②東京丸の内にあるAGC本社に対する攻めの闘いに取り組もうと訴えた。

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チャホノ旭支会長のメッセージ
   連帯の糸を張って必ず勝利する

(写真 チャホノ支会長【映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」より】)

今年はチョンテイル烈士50周年だ。チョンテイル烈士は1970年11月13日「勤労基準法を遵守しろ」と叫び、焚身(ふんしん)した。50年過ぎた今、韓国の零細事業場、非正規職労働者たちは「勤労基準法を適用しろ」と叫んでいる。特殊雇用労働者と5人未満の事業場労働者は勤労基準法を適用されない。
企業はコロナを口実に解雇し、賃金を削減している。最もたやすい対象として非正規職を狙っている。
民主労総は、チョンテイル3法を立法発議した。重大災害企業処罰法は、労働者が死なずに働く権利のための法だ。重大災害について元請けが責任をとるというものだ。勤労基準法改正は、5人未満の事業場労働者も勤労基準法を適用されるというものだ。労組法改正は、すべての労働者の労働組合活動をする権利を保障するものだ。非正規職労働者が元請けと交渉することができるようにするものだ。すべての非正規職のための重要な要求だ。
旭非正規職労働者は6回目の冬を迎えている。メールで解雇通達を受けたその日がいまだに鮮烈だ。労働部闘争、検察闘争、光化門高空籠城(ろうじょう)、非正規職共同闘争を通して私たちの存在を世の中に知らせた。
生まれて初めて日本の同志たちと連帯した。国際連帯の経験は驚きだった。労働者闘争の力、連帯の力はすばらしい。連帯は私たちが堂々と闘うことができる力だ。私たちの闘いが正しいことを多くの同志たちが連帯で証明している。私たちの話を盛り込んだ本を出した。歌も作った。
私たちと時々同行し、映像を撮った監督がドキュメンタリー映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」をつくった。映画は、旭闘争を超えて、他の非正規職労働者の状況も盛り込んだ。蜘蛛が糸をつくるように、旭闘争が連帯の蜘蛛の糸をはりめぐらし、非正規職労働者たちは相互につながっていることを示している。1年に2千人以上の労働者が声もなく死んでいく惨状を示している。その大部分が非正規職だ。ドキュメンタリーはそのような痛みが込められている。
旭闘争は必ず勝利する。すでに旭組合員は勝利している。闘いを通して自分たちを変え、闘争を通して労働者として堂々と自信をつかんだ。これ以上の大きな勝利はない。
旭闘争がすべての非正規職労働者に自信を与えようとするなら、資本を相手に実質的に完全に勝利しなければならない。亀尾(クミ)工団最初の非正規職労組らしく、必ず勝利する。連帯の力で走って来た闘い、勝利で報いる。最後まで笑いながら共に闘おう!

 

なんぶユニオンではこのドキュメンタリー映画「あなたは蜘蛛を見たことがありますか」の上映を12月に企画したています(日時未定)

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コロナ感染から職場をまもろう!

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「考える時間・批判力・精神的余裕」を奪われる若者たち

原発被害とコロナ被害

  
「考える時間・批判力・精神的余裕」を奪われる若者たち
 地域に根ざした「土着社会主義」の構想を
 元京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さんに聞く

◎「考える時間・批判力・精神的余裕」を奪われる若者たち

米国のような覇権国の中にあっても、貧困な人々がクラスターを形成
し、感染して死んでいます。
日本も同様です。「三密を避けよう」と言われても、避けようのない生
活を強いられている住居環境の中にいる人々もたくさんいます。
テレワークなどできようもない職場で働く現場労働者もいます。
非正規労働者に至っては、仕事そのものがなくなっています。

「ステイホーム」と言われても、安倍さんのように優雅にワインやお茶
を飲むことができる人なんて、たくさんいるわけではありません。
働かなければ生活が壊れてしまうのです。
飲食店が閉まると、アルバイトがなくなって学費も払えない学生もいます。
政府は、そんなことにはお構いなしで、必要な人々への支援の手は全く
届いていません。
そもそも「自粛要請」という言葉も間違っています。
「自粛」とは「自ら進んでやる」ことです。
政府が「仕事を休め」というのなら、その補償をしなければなりません。
「アベノマスク」にしても、数百億円もの税金を使いながら何の役にも
立たない人気取りの愚策でした。

「編」…小出さんは、未来構想として自然と寄り添う『地域循環型社会』
を提唱しています。
しかし未来は「今・ここ」のなかにはらまれていなければ夢物語になり
ます。小出さんが注目している地域実践や社会運動とは?

◎小出:日本はかつて地域循環型社会でした。ところが、ここ約100年の間
にことごとく破壊されました。
原発立地地域はその典型です。「海さえあれば生きていける」と思って
た人も大勢いたのですが、次々とやられていき、17地域に57基の原発が建
設されました。
しかし一方で、原発を拒否した地域も全国で30数カ所あります。これら
の地域では、困難を抱えながらも自然とうまく付き合いながら自分たちら
しい生活を目指しています。

今必要なことは政権を変えることだと思いますが、安倍さんにせよ菅さ
んにせよ、支持率が5割を超えています。
日本社会全体が「今だけ、金だけ、俺だけ」になっているのかもしれま
せん。
「生きる」ことに汲々とさせられて、未来を構想する余裕が与えられて
いません。

特に若い非正規労働者は、少しでもバイト代が上がってほしい、そのた
めに安倍さんが経済対策をしてくれるのならそれでいい。10万円くれるの
ならそれでいい。考える時間と精神的余裕がなく、批判力を奪われていっ
てるのではないでしょうか。
ただし、私がこんなことを言えるのは、助教という教育職としては最底
辺であったとしても正規職として働き、年金をもらえているからです。日
本で生きる多くの若者たちは、そういう当たり前の生活が保証されていな
いのです。まずは「もうイヤだ」という声を上げてほしいと思います。

◎地域に根ざした「土着社会主義」の構想を

そして私が構想する「地域循環型社会」とは、単なる経済の仕組みでは
なく、時間の使い方や生き方そのものを変えていくための未来構想だと思
っています。「自然との共生に基本を置く生活」です。

それを担保する仕組みとして、「自立する地域社会」、言いかえれば地
域内で食、エネルギー、ケア(世話、相互扶助)を基本的に自給する「地
域循環型社会」です。競争や効率を優先するのではなく、支え合って生活
できるような地域を新しく作らないといけないと思います。

労働運動では、小さな生コン業者がお互いに手を取り合って大企業と戦
うといった生産協同組合を組織してきた関西生コンのような労働組合もあ
ります。
そういう戦いは歴史を貫いて存在し続けているのです。
かつて原発を拒否した女川でも、地域循環型社会が呼びかけられています。

ソ連・東欧型社会主義は大きな過ちを犯しましたが、かといって資本主
義や新自由主義が正しいわけでもありません。

これらに代わる社会構想として、生産協同組合、消費者協同組合や、労
働者協同組合を組み合わせて、「土着社会主義」という地域に根差した地
域循環型の社会を作り出そうという呼びかけです。
いまだ実現しているわけではありませんが、現状に絶望せず、運動を続
けている人たちもいます。希望を失わず、地域実践を続けたいと思います。

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12/2(水)2つの抗議行動にご参加を!

12/2(水)2つの抗議行動にご参加を!

1.とめよう!東海第二原発 20年運転延長・再稼働ゆるすな!日本原電本店抗議行動
茨城県東海第二原発の再稼働工事を止めよ!
日 時:12月2日(水)17:00より17:45
場 所:日本原電本店前

      (住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1)
銀座線末広町駅4番出口より4分
※北ビルです!南ビルではありません!
共 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」
「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549

2.「第87回東電本店合同抗議」放射能汚染水を海へ捨てるな!

  東電は2200億円の原電支援するな!
東電は福島第一原発事故の責任をとれ!
日 時:12月2日(水)18:30より
場 所:東京電力本店前(千代田区内幸町1-1-3)
呼びかけ:「経産省前テントひろば」

             070-6473-1947
「たんぽぽ舎」 03-3238-9035
賛 同:東電株主代表訴訟など138団体

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11月学費減免全国統一行動に参加しました!

「カネがなくても学ばせろ!」
11月学費減免全国統一行動
○東京
11月21日(土)
午後3時30分 街頭アピール(渋谷駅ハチ公前広場)
5時 渋谷・美竹公園集合
5時30分 デモ出発
○京都
11月22日(日)
午後5時30分 三条河川敷集合
6時 デモ出発
○沖縄
11月21日(土)
正午 沖縄県庁前スタンディング
〇広島、仙台などでも行動を予定
主催 全日本学生自治会総連合

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羽田都心低空飛行をただちに中止せよ!

羽田都心低空飛行をただちに中止せよ!

―ANA(全日本空輸)、年収3割賃下げ許すな!――

東京南部 杉村良子

 3月29日から羽田都心低空飛行が強行された。増便どころかコロナで国際線9割減しているのに新ルートを飛ばしている。話が違う。「新ルートただちにやめろ!」は民の声だ、正義の声だ。それを「コロナで減便のうちに、安全確認や騒音確認をするために利用する。新ルート飛ばす、止めない」と言ってはばからない菅=安倍政権を許さない! 増便回復などあり得ない。

 羽田増便=都心低空飛行は「東京オリンピック」「国際競争力強化」を口実に進められた。南風時に、15~19時のうち3時間、1時間に44便、1日約150便が都心低空飛行し着陸する。同時に20便離陸し川崎コンビナートの上を低空で飛ぶ。世界の常識では考えられない無謀さだ。降下角度3.0度から3.45度への変更も合わせ、羽田新ルートは世界でいちばん危険!

 すでに深刻な被害が出ている。落下物、大気汚染、低周波音などの被害の中でもとくに騒音は深刻です。「実家のある普天間基地よりひどい(大井町)」「子どもが勉強に集中できない(渋谷)」「音が痛い(立会川)」など街の声です。住民は命も生活も破壊される。

 小池都知事は「国際金融都市東京」「世界で一番儲かる東京」「稼ぐ東京」と言っている。誰にとってだ? 大資本家にとってだ。労働者にとっては大失業と貧困だ!

 航空業界はいまや断末魔にのたうち回っている。CLLは軒並み倒産の危機にある。大手の危機こそすさまじい。ANAは4~6月期の旅客数は前年同月比で国内線89.8%減、国際線96.3%減におちいりボロボロだ。ANAホールディングスは4~6月期決算で純損益1088億円の赤字。IATA(国際運送協会)の言う24年まですら生き延びられるか? 国内路線の縮少、飛行機の処分、国際線の見直し、何よりも賃下げだ! 人件費100億円超の削減のため大合理化・首切り(希望退職・副業推進など)が始まっている。冬の一時金ゼロ、基本給の引き下げなど年収平均3割カットが提案されている。だから不足分は副業で自分で稼げと言っているのだ。ANAは会社の赤字を労働者から奪って補填するなど許されない! 労働者から奪うな! 断末魔にあえぐ航空資本=日帝・新自由主義を倒して羽田新ルートを止めよう。

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「ストライキやってよかった」ー 船橋二和病院労組

船橋二和病院労組が集会
    「ストライキやってよかった」

10月10日、千葉県の船橋勤労市民センターで「ストライキ報告&これからの展望をみんなでつくる 10・10ふなばし集会」が開催されました。主催は、7月10日に「医療を社会保障として奪い返す」(ストライキ指示書)を掲げてストに立った船橋二和病院労働組合です。

「しかたない」ことなんかじゃない!

この日、ストを闘った労働者の声を聞こうと、医療労働者をはじめ首都圏一円から多くの労働者、学生、市民が駆けつけました。何よりも参加者を引きつけたのは組合員たちの明るさと、自分たちがやりぬいた闘いへの確信の強さです。
集会の司会は柳澤裕子書記長が務めました。冒頭にストライキ総括でマイクを握った飯田江美委員長は、コロナの前から年々労働環境は悪化してきていたことを指摘し、これは決して「仕方ない」ことではないと断言しました。
そして、職場の現実を変えようと新組合を立ち上げた経緯を踏まえながら、ストをやってみてつかんだ実感として「理不尽がまかり通るのは闘いがないから。私たちが理不尽を許さないと言ったときに、縮こまるのは理不尽のほうなんです」と喝破。「未知の感染症である新型コロナに対して、感染防護服やマスクも不足する中で立ち向かうことができた力の90%は、現場の職種も雇用形態の違いも超えた連帯と団結」と言い切りました。職場の現実への怒りが闘いを通じて「自分たちの力で変えられる!」という確信と解放感に変わる瞬間を共有でき、会場の雰囲気がぱっと明るくなったように感じました。
集会のハイライトは、ストに立った組合員たちからの訴えです。コロナ以前から一貫して社会保障解体と闘ってきたことへの誇りと、今回のストを決断するまでの葛藤や職場の反応、スト後の思いなどが口々に語られました。
「お金のあるなしで患者さんの命が決められてはならない」「ストをしてみて、『やっぱり私たちが社会をつくっている』と実感した」「1人ではできないことも、みんなといっしょだったからできた」「闘ったことが労働者としての大きな誇りになった」「当初は勤務に穴をあけるだけだと思い消極的だったが、社会に訴えると多くの人が応援してくれた。ストをやってよかった!」。闘いの根底性や実感がストレートに伝わり、もっともっと聞たいと思わされました。

「現場からともに闘いをつくろう」

集会に参加した地域の病院労組から「二和病院労組の闘いはコロナ下で縮こまっていた心を解放させた。この闘いに励まされて組合員が増えている。『私もストライキをやりたい!』という声が上がっている」と発言がありました。
飯田委員長は最後に、「新自由主義批判にとどまらず、新自由主義の現実に対して、現場から闘いをつくろう」「職場で、いっしょに労働組合をつくろうと呼びかけてほしい」と訴え、「11・1労働者集会に結集し、銀座デモに白衣の隊列を登場させよう」と呼びかけました。
闘うことの楽しさと豊かさに満ちた2時間半は、本当にあっという間でした。この闘いに応え、続き、仲間とともに11月集会に集まりましょう!
(佐々木舜)

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11・21―22全学連統一行動へ

11・21―22全学連統一行動へ
階級的労働運動と連帯し、処分撤回・学費減免実現を!

11・1労働者集会はコロナ反動を突き破って2050人の結集でかちとられた。学生は去年を上回る数で結集し、サウンドデモなどの新たな取り組みも行って都心に登場した。時代は変わりつつある。多くの学生が労働運動との連帯に展望を見ている。さらに積極的に攻勢に出て、階級的労働運動と連帯する強力な学生運動の復権へ、革共同とマル学同中核派は突き進む決意だ。全学連が呼びかける11・21―22学費減免全国統一行動の成功をかちとり、逮捕・処分など弾圧と闘える団結をつくりだそう。ともに時代を切り開こう。

歴史的な総反撃の始まり

アメリカ大統領選挙を通じて行われていたのは「バイデン支持」の運動ではなく「トランプ打倒」の階級闘争だ。
2016〜17年、韓国の民主労総を中心とした民衆総決起闘争はパククネ前政権を打倒しムンジェイン政権を誕生させた。そして現在、民主労総はムンジェインの新自由主義的労働政策と闘っている。この流れと同様に、米階級闘争は今後さらなる内乱的情勢へ突き進むだろう。米中対立の激化は止まらず、むしろバイデンのもとで世界戦争を準備する勢力の再編が進む。第2次大戦もベトナム戦争も、民主党政権のもとで、労働者階級の闘いを圧殺しながら行われてきたことを階級は記憶している。
新自由主義と闘う労働運動は、米階級闘争の中でますます大きな位置を占めてきている。そうした潮流と連帯してきたのが11月労働者集会だ。歴史は明確に前進している。
日本においても、菅政権がバックアップし、維新が推し進めようとした大阪都構想が住民投票で否決された。改憲・戦争国家化へ向けた国家改造計画=道州制の突破口として位置づけられた都構想を粉砕したことは重大な情勢だ。しかも今回は、前回とは異なり10〜20代の多くが反対票を投じた。民主主義のペテンを感じながら「総非正規職化」「労組なき社会」に生きている世代の感覚は新しい段階に入ろうとしている。
この数年を見ても、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部への弾圧に対する支援陣形の広がり、コンビニ関連ユニオンや医療労働者のストライキに対する圧倒的注目は情勢の変化を証明している。そして、これらの闘いが中軸となって11月集会の成功がかちとられたことは、動労千葉をはじめとする階級的労働運動が30年以上にわたって不屈に示し続けてきた路線の正しさを証明している。学生が人間として生きていく道もここにある。支配階級よ、歴史的な総反撃の始まりに震えるがいい!

「新たな学び方」との対決

コロナ禍の影響による家庭の収入の減少やバイトの消失をきっかけに、学費問題が焦点化してから約半年。経済状況が急変した学生に対する学費減免や納入延期、少額の支援金給付を一律で行った大学は少なからずあるが、根本問題である高額な学費の常態化を見直した大学は見られない。
学生生活に目を向ければ、コロナ対策を理由にオンライン講義が全面的に導入され、かつ「教育の質を保証する」という名目で膨大な量の課題を課せられるという「新たな学び方」が始まった。その一方で、学生の主体性によって育まれてきた学生自治活動やサークル活動は「不要不急」のものとして消滅の危機にさらされ、特に新入生は人間関係が遮断された状況を強いられている。このような大学の状況は学生を追い詰めており、秋田大学の調査では約1割の学生に中等度以上のうつ症状がみられたという。絶望して大学を退学した学生も少なくない。
一方、小中高校は基本的に登校が再開され、満員電車は復活し、社会活動全体は一定の対策を講じながら行われている。なぜ大学だけが社会から取り残されているような状況になっているのかと多くの学生が矛盾を感じ、不満をため込んでいる。
この状況は意図的につくり出されたものだ。政府は諮問会議「国立大学法人の戦略的経営実現に向けた検討会議」中間とりまとめ案の中で「コロナ禍が……我が国がグローバル社会のゲームチェンジを図るチャンス」と述べ、「これまでの物理的な所在の〝リアルキャンパス〟だけを前提としたマインドセット(思考様式)を変え」ることを「大学ニューノーマル」と表現し、「新たな日常」にしようと狙っている。
これは「行政のデジタル化」を打ち出し行政改革=大合理化・民営化を狙う菅政権、そしてグループ経営ビジョン「変革2027」を前倒しして1500億円のコストカットを狙うJR資本と完全に一体となって新自由主義政策を進める大学の姿だ。大学がコロナに便乗した新自由主義政策の実験場にされているのだ。

今こそ団結と組織が必要

「みんなが納得してくれるのは『今は学生が大学の主人公になれていない。学生の力で大学を動かさなければならない』という、全学連が長年貫いてきた路線の一番核心の部分です」。11・1労働者集会で全学連の仲間は、自らの経験から確信を持ってこう述べた。
私たち若い世代は闘いを教わったことがない。ストライキなど見たこともなければ団結する場もなく、「みんな」が何を考えているのかすら分からない。そうした世代が、全世界で澎湃(ほうはい)と巻き起こりつつある労働者階級の決起を見て感動し、こうした闘いを日本でもやりたいと思い始めている。
そして、11月集会に結集する潮流とつながることで、日本にも不屈に闘い続けてきた先輩たち、そして同世代の仲間がいることを知って展望を持ち、自らの日常の現場から闘いを始めようとしている。
そうしたことに最も敏感なのは、むしろ支配階級の側だ。日本学術会議の新会員任命拒否問題は、労働組合の根絶を狙う国家権力や資本の攻撃とも完全に一体だ。多くの京大生を処分してきた前京大総長・山極壽一が会長を務めていたような機関すら反政府的だとして攻撃対象とするのは、中途半端なものであっても政府に異を唱える部分が残っていれば、労働者階級の革命的な闘いに火をつけることがあるのを支配階級は知っているからだ。
その意味で確かに日本帝国主義は凶暴ではあるが、それは根底的危機の裏返しなのである。現に、学術会議問題は発足直後の菅政権の支持率を急落させる大きな要素となり、これに対して大学・学生がどういう態度を示すのかという社会的注目を生み出している。そうなれば、そこはわれわれの主戦場だ。全国的な学費減免運動と京大における処分撤回闘争を軸とする学生運動の大爆発で全人民の期待に応えるのみだ。
行動する仲間が増え、力を持ち始めれば、その力は必ず国や大学当局を動かす。さらに学生の行動の可能性は高まり、新たな求心力になっていくだろう。全学連が呼びかける11・21―22学費減免統一行動へ、そして京大生への処分を撤回させる大運動の形成へ、全国学生は立ち上がり、ともに勝利をもぎりとろう!

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「カネがなくても学ばせろ!」
11月学費減免全国統一行動
○東京
11月21日(土)
午後3時30分 街頭アピール(渋谷駅ハチ公前広場)
5時 渋谷・美竹公園集合
5時30分 デモ出発
○京都
11月22日(日)
午後5時30分 三条河川敷集合
6時 デモ出発
○沖縄
11月21日(土)
正午 沖縄県庁前スタンディング
〇広島、仙台などでも行動を予定
主催 全日本学生自治会総連合
*詳細は全学連ホームページおよびツイッターでお知らせします。

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関西生コン支部にあなたの力を!

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郵便局の人員削減・労働強化を許さない!

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