なんぶユニオン
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沖縄を再び戦場にするな!
沖縄を再び戦場にするな!
9月26日、改憲・戦争阻止!大行進神奈川は、横浜市開港記念会館で「憲法改悪と戦争への道を阻もう!9・26集会」を開催し、120人を超える人々が集まりました。劇作家・坂手洋二さんの講演、大行進呼びかけ人の福島尚文さんと野本三吉さんのアピールを受け、最後に高山俊吉弁護士から11・7日比谷集会への呼びかけをしていただきました。集会後には、自民党総裁選キャンペーンのただ中の街頭に出て、改憲・戦争を許さず自民党政権を打倒しようと呼びかけて、横浜の古くからの繁華街である伊勢佐木モールでのデモもやりました。
基調報告では、地元の青年労働者が「私たちには社会を変える力がある」と堂々と私たちが進むべき方向を提起し、集会全体をけん引しました。何よりも11・7日比谷集会が最大の回答です。沖縄と連帯し全国で陸自10万人大演習と闘い、11・7日比谷に結集しよう。
自治体労働者に訴える!
自治体労働者に訴える!
戦争・民営化に立ち向かい
11・7全国集会に大隊列を!
私たちは戦争の時代を迎えている。「台湾有事」を想定した大軍事演習が始まり、全国で反対闘争が取り組まれている。民営化・労組破壊との闘いはこれと完全に一体だ。全てが改憲・戦争の攻撃であることをはっきりさせて絶対反対で闘おう。職場の怒りに火をつけて団結を勝ち取ることが戦争を阻み革命を引き寄せる。階級的労働運動を進め、11・7全国労働者集会に大結集しよう。
改憲・戦争阻止の先頭に
9〜11月に陸上自衛隊が行う実動演習は、全国160カ所の駐屯地・演習場から隊員10万人、車両2万台、航空機120機を動員する史上最大規模の演習だ。部隊と武器・弾薬の移動にJRやフェリー、トラック、北海道や仙台、東京、新潟、舞鶴、九州をはじめ全国の港湾で自治体職員を含む労働者が動員される。中国侵略戦争に向けた戦争動員演習そのものだ。
自治体労働者は戦争動員を拒否し、改憲・戦争阻止!大行進運動の先頭で闘おう。公務員労組の旗が立てば地域の労働者がその周りに圧倒的に組織される。
すべてが戦争に向かう攻撃だ!
職場での全ての攻撃は戦争に向かう攻撃だ。全面民営化・外注化・総非正規職化であり、JR東日本の「業務融合化」・大合理化攻撃や関西生コン支部への弾圧をはじめ「労組なき社会」にすることが攻撃の核心だ。
国にとって労働組合を解体できずに戦争に突入することは相当ピンチだ。だから攻撃は労働者の決起を一気に抑え込むことを狙う凶暴で激しいものになる。
この攻撃に、多くの労働者・労働組合・運動団体はいったんたじろぐ。それほど凶暴だからだ。攻撃は団結を解体しながら進む。裏返せば、この攻撃を打ち破った時に団結が拡大するということだ。民営化・非正規職化の攻撃は、労働組合がその正体を暴いて絶対反対で闘う方針を出せば、必ず大きな怒りの決起をつくり出し、勝利することができる。
しかし連合や自治労本部は闘う方針を出さない。労働者の怒りに火をつけることが戦争絶対反対につながり革命に行き着くことを恐れているからだ。組合が闘う方針を出さない中で「どうせ闘っても無駄。自分たちに止める力はない」という絶望が生まれる。「まだ戦争はない。革命情勢ではない。階級的労働運動に反対」——こういう考えが出てくるのも事実だ。体制内労組幹部、多くの党派はここに転落している。現実から目を背け、現場の怒りを抑え分断を持ち込むことをもう許すことはできない。
この現実をひっくり返そう。今、時代を語り展望を切り開くのは階級的労働運動の立場だけだ。あいまいな立場では通用しない。たった一人から始めよう。臆することなく真っ向勝負して巨大なうねりをつくり出そう。仲間を組織し、労組幹部と対決し、階級的労働組合をよみがえらせよう。
現場から火の手が上がる
自治労・奈良市従(奈良市従業員労働組合)では、セクハラ・パワハラを告発した非正規職労働者と共に闘った教育支部をはじめ組合役員を、組合本部が除名・活動停止処分にし書記を解雇した。本部が当局と一体となって現場に襲い掛かる時、ここまで行き着くのかという「絵に描いたような」話だ。闘いの中で、これが現業全廃攻撃であり部落解放運動解体の攻撃でもあることがますます明らかになった。この団結破壊に対し、「奈良市従をよくしたい会」という形で団結の軸をつくることに成功した。闘いは労働組合の再生をかけた労組権力奪取の決戦に突入している。
埼玉県越谷市職の保健所職場からも火の手が上がった。コロナ感染拡大は人災だ。保健所・公立病院の廃止・統合・民営化の犯罪性が明らかになった。感染しても入院も検査もできない。「人の命より経済、金もうけ」なのだ。国と自治体当局はワクチン接種と緊急事態条項の問題にすり替えている。そんな中で病院・保健所の労働者は昼夜休むことなく必死で責任を取っている。労働者こそが社会を回しているのだ。病院労組のストライキに続き、保健所から「過労死寸前。もう黙っていられない」と立ち上がったのだ。
都立病院の独法化阻止を!
9〜10月都議会での都立・公社病院の地方独立行政法人化(独法化)に向けた「定款」案をめぐる大決戦に突入した。都労連・都庁職先頭に全都・全国の力で闘いぬこう。
定款案は独法化攻撃の本質をむき出しにした。戦時医療動員を意味する緊急事態条項の強調と一体で民営化・労組破壊を強行し、医療崩壊を極限まで進めるものだ。このコロナ下で逆に「コロナ下だからこそ」とばかりに「独法化によって進められる感染症医療提供体制の強化」を掲げ、「直営では地方公務員法などの制約により柔軟・迅速な対応が難しい」「法人独自の制度を構築することで弾力的に人材を確保・活用」すると強弁した。露骨な雇用・賃金破壊だ。
その攻撃は全国の公立・公的病院、私立病院を含む基幹病院の全て、医療と社会保障を根本から破壊する改憲・戦争の大攻撃だ。独法化阻止の闘いを、首都東京の労働運動を塗り替え、新自由主義を打倒する決戦として闘おう。
会計年度職員制度粉砕へ闘おう
今や多くの労働者が生きていけない。低賃金でなんの保障もない状態に置かれている。病気やけが、コロナになったら生活できない。自殺に追い込まれている。自治体における会計年度任用職員制度も、全員を低賃金の非正規職にして、いつでも「評価」で解雇できるようにする攻撃だ。自治労本部は会計年度任用職員組合なるものをつくって抑え込もうとしている。仲間の首を切る当局・資本の手先となっているのだ。
全職場の非正規職、会計年度任用職員と民間委託労働者を労働組合に組織しよう。21秋闘を徹底的に闘い自治体労働者の大隊列を11月集会に登場させよう!
新自由主義の破産・崩壊で凶暴化する没落米帝と日帝
〈コロナ×大恐慌〉〉の激化と深化
新自由主義の破産・崩壊で凶暴化する没落米帝と日帝
(写真 中国恒大集団の本社に押しかけて、投資した金融商品の償還を求めて抗議し詰め寄る人々【9月13日 広東州深圳市】)
〈コロナ×大恐慌〉情勢は世界的に深化し、もはや後戻りなどできない過程に突入している。米帝は空前の恐慌対策によって、むしろ一層の危機と没落を招いている。日帝が世界の帝国主義の中で「最弱の環」であることが、いよいよ浮き彫りになっている。共通するのは新自由主義の破産・崩壊であり、革命的情勢の成熟である。米帝も日帝も階級支配の崩壊と革命の接近に恐怖し、戦争への衝動とその準備を強めている。特に日帝は、自民党総裁選で中国侵略戦争とそのための大軍拡政策を露骨に打ち出した。階級的労働運動を強め、改憲・戦争への怒りを高め、11・7労働者集会に結集しよう。
中国恒大集団危機と加速する世界大恐慌
中国の不動産大手・恒大集団が1兆9665億元(約33兆円)、中国GDP(国内総生産)の約2%にも及ぶ負債を抱え、債務不履行の危機に陥り、大恐慌の新たな発火点となっている。不動産市場こそ、この20年間の中国経済成長の基軸であり、リーマン・ショックの際の4兆元の経済対策の柱でもあった。そこがついに崩れた。中国経済と世界経済を急収縮させる一大事態だ。また、世界的な株バブルを顕在化させる画期となっており、国際的な金融危機を誘発する可能性もある。実体経済でも金融でも、中国が世界大恐慌にのみ込まれ、それがまた世界全体に跳ね返るという過程が始まった。
恒大危機の直接の発端は、習近平政権が不動産投機を冷ますため不動産企業に規制を強めたことにある。中国の大都市の不動産価格は東京都のそれを上回っており、労働者人民の怒りは爆発寸前だ。それを抑えようと不動産規制に乗り出したのだが、それが一層の経済問題を引き起こし、制御できない危機を招きかねない。中国スターリン主義の危機はここまで深い。
コロナ感染拡大が米帝経済に大打撃
では、没落する基軸国である米帝はどうか。米経済はコロナパンデミックが本格化した2020年春以降、急降下してきた。20年通年の実質成長率はマイナス3・5%で、終戦直後の1946年(マイナス11・6%)以来の大幅なマイナスとなった。リーマン・ショック翌年の09年がマイナス2・5%だから、それを上回る落ち込みである。
これに対し、リーマンの時以上のとてつもない恐慌対策が発動されてきた。20年3月には金融での量的緩和が再開され、米連邦準備制度理事会(FRB)は無制限に米国債などを買い入れ、資金をじゃぶじゃぶに供給してきた。財政面では、トランプ政権下で20年3〜12月に累計約3・8兆㌦の危機対策が打ち出された。バイデン政権は約2・3兆㌦の「米国雇用計画」、約1・8兆㌦の「米国家族計画」を打ち出してきた。前者は議会との合意で1・2兆㌦に半減されたが、それにしても巨額の恐慌対策を続けようとしている。
この恐慌対策で、21年春に米経済は最悪期を脱する気配を見せた。しかし、デルタ型の拡大などから新型コロナウイルスの新規感染者は8月中旬には1日で20万人を超える日もあり、8月の消費者態度指数は約10年ぶりの低水準になった。コロナパンデミックの新たな波が来るたびに、経済が下降し停滞する、ということを繰り返している。7月の就業者は危機前より約570万人少なく、就業率も6割を下回っており、大失業も続いている。
このようにコロナの影響の大きさが露呈しているが、08年リーマン・ショックによる大恐慌から回復できないまま、その素地の上にコロナパンデミックに直撃されたという歴史的経緯がある。リーマン大恐慌は、住宅バブルの崩壊、米金融機関の破綻と金融市場での信用収縮、GMなど巨大企業の倒産など、1929年恐慌を上回る大恐慌であった。
それは、9・12革共同政治集会の基調報告で明らかにしたように、資本主義・帝国主義の最末期の延命形態である新自由主義の崩壊の始まりだった。新自由主義は74〜75年恐慌と戦後発展の終焉(しゅうえん)を一契機としているが、それ以来約30年間の新自由主義による経済・社会の延命は、もっと深刻な大恐慌に行きついてしまったのだ。大恐慌とは過剰資本・過剰生産力がどうやっても処理不能になることであり、資本主義の存亡の危機にほかならない。リーマン大恐慌は、新自由主義のもとで延命に延命を重ねてきた資本主義の最後的な崩壊への道を開いたのだ。
未曽有の恐慌対策で体制危機深める米帝
そうした新自由主義の崩壊が今日、〈コロナ×大恐慌〉によっていよいよ決定的に激化し、本格化しつつある。それを端的に示すのは、米帝の恐慌対策がむしろ米経済の危機と没落を加速していることである。
何よりも、無制限とも言うべき金融の量的緩和は株バブルを引き起こしており、いつ崩壊してもおかしくない。7月にはGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)の株式時価総額が、日本株全体の時価総額を上回った。CAPEレシオという株価の指標が30倍を超えると割高と言われるが、昨年から30倍を超え、今年5月末には37倍に達した。リーマン・ショック前の27倍台、29年大恐慌前の32倍台をも上回る。FRBが金融緩和の縮小に言及し始めているのは、株価の過熱を抑えて暴落を防ぐ狙いがある。
このGAFAの株高に示されるデジタル化は、〝技術革新による新たな市場の創出〟というより、従来からの市場の再分割に近い。たとえばフェイスブックの売上高(2020年1〜3月期)177・4億㌦のうち、広告による売上高が174・4億㌦、98%を占める。テレビ・新聞・雑誌など、従来のメディア企業の広告売り上げを奪っただけにすぎない。アマゾンの20年の売上高3860・6億㌦のうち、オンラインストア売上が1973・5億㌦と51%を占めており、これも実店舗から奪ってきたものだ。GDPや雇用で全体の規模を広げる効果は小さい。
デジタル化はむしろ、合理化、失業促進、貧富の格差拡大、監視国家化を促進する。米経済の根幹をなしていた自動車産業と金融業がリーマン大恐慌下で崩れ、GAFAのような部門にしがみつくしかなくなった。このようなGAFAに依存せざるを得ない点に、新自由主義の破産と腐朽が示されている。
さらに、財政面での恐慌対策によって、国家財政は急激に破綻してしまった。米政府債務残高の対GDP比は、18年4月から20年4月まで105〜108%だったが、20年末には一気に132・5%となり、第2次大戦直後の119%を上回った。8月1日には連邦債務の上限適用が復活しており、もし国債を増発できなくなれば、10月にも連邦政府の資金が枯渇してしまう。
これは「財政規律の喪失」どころではない。新自由主義は「小さな政府」を標榜(ひょうぼう)し、「民営化」を最大手法として強行されてきた。それが今や、無制限の財政支出を命綱にするしかない。これを新自由主義の破産・崩壊と言わずしてなんと言うのか。
バイデン政権が恐慌対策に必死になっているのは、トランプを引きずり降ろした米労働者人民の怒りがプロレタリア革命に向かうことを恐れているからだ。6月のアンケート調査によると、18〜34歳の回答者のうち、資本主義という言葉を肯定的に捉えると答えた割合は49%と、19年の58%から急減した。一方、社会主義に肯定的な反応を示した比率は5割に達した(9月15日付日経新聞)。米日による中国侵略戦争の動きは、こうした米帝の体制的危機と革命的情勢の成熟という中で生じている。
財政も金融も崩壊の破局へと向かう日帝
日本経済は、コロナショックで20年4〜6月期に急降下し、20年度の実質成長率はマイナス4・6%と、戦後では最大の落ち込み幅となった。20年夏〜秋は少し戻したが、21年1〜3月に再びマイナス成長となり、その後も停滞したままである。
日本では、コロナ前に非正規職が4割まで増え、そのほとんどの年収が200万円に満たない。そこにコロナパンデミックとコロナ大恐慌が襲いかかり、本当に生きていけなくなっている。総務省・労働力調査によると、20年度の非正規の平均従業員数は2066万人で、前年度から97万人減った。今年4〜6月期の失業者は233万人だが、就業希望者(就業を希望しているが求職活動をしていない人)が261万人、不本意非正規(正規の仕事がないので非正規になっている雇用者)が215万人もおり、総計で約700万人の大失業である。一方、今年3月期の上場約2400社で、報酬1億円超の役員は544人と、前年より11人増えた。
日本は、帝国主義国の中で最も深刻な恐慌に陥っているだけではない。コロナ大恐慌下で、日帝こそが最大の危機と矛盾を抱えた国際帝国主義の「最弱の環」であることがますます浮き彫りになっている。
何よりも、日本の財政と金融は、日銀による国債・株式の購入で成り立ってきたが、財政も金融も必ず崩壊していく。3月末時点で、日銀の持つ上場投資信託の時価は約51・5兆円となり、国内株式の最大保有者となった。9月に日経平均株価は31年ぶりの高値を付けたが、官製相場でしかない。同じく3月末に国債残高に占める日銀保有の割合は48・4%になった。
日本での新自由主義は「財政再建」や「官から民へ」を掲げて行われてきたが、結局は財政も金融も中央銀行頼みという破滅的結果に至った。日帝こそ、最も新自由主義が破産してのたうち回っている帝国主義であり、いち早く打倒すべき帝国主義だ。
日本企業は、デジタル化とか脱炭素とかで新しい発展があるかのような幻想を振りまいているが、検査の不正・偽装こそが真の姿である。6月には鉄道車両用の空調設備で国内首位の三菱電機が、架空データを自動で作成する専用プログラムを使って不正検査をしていたことが発覚。検査したかのようなデータを作るもので、まさに偽装である。それも1985年ごろから30年以上もやっていた。
2017年には日産自動車、神戸製鋼所などの不正が発覚し、経団連が加盟の約1300社に総点検を求めたが、何も変わらなかった(7月29日付日経社説)。新自由主義とその破綻こそがこういう企業のあり方を招いたのだ。
中国侵略戦争を阻みプロレタリア革命へ
このような新自由主義の崩壊の中で、帝国主義間、大国間の争闘戦は、明らかに新次元に突入しており、それが日帝の危機を決定的に加速している。現在、米中対決の激化と自国製品優先主義の強まり、コロナ危機による世界的なサプライチェーンの縮小、産業・社会の「脱炭素」シフトをめぐる大国間争闘戦の激化、デジタル化や電気自動車(EV)での先陣争い、オーストラリアの潜水艦建造―武器輸出競争をめぐる米仏対立、などから争闘戦が強まっている。
特に、米中ともに、半導体の自国および近隣からの調達を最大課題として動き始めている。米帝は死活をかけた争闘戦に勝ち抜くために、世界経済をブロック化させている。米帝はGAFAについても、反トラスト法まで使って米帝国家の利害で動くように再編しようとしている。
米日帝の中国侵略戦争の動きは、こうした争闘戦の新段階の中で起きている。没落する米帝は、生き延びるためならどこまでも凶暴化し、何よりも帝国主義である限り必ず戦争に踏み込む。帝国主義の破滅的な危機が戦争に行きついた歴史を見据えなければならない。
日本経済は戦後、商品・資本を一方的に輸出して成り立ってきた。日帝にとって、そこが崩れるかどうかの瀬戸際にある。世界のGDPに占める日本の割合は、1994年には17・9%に及んだが、2020年には6・0%にまで落ちた。しかし、日本の海外投資直接残高は20年末で1兆9933億㌦、GDP比は38・2%に上る。国内生産の4割弱ほどの巨額の海外投資だ。トヨタ自動車の4〜6月期決算では、米国での販売台数は68万8813台で、GMを抜いて首位になった。日帝がこれをむざむざと放り出すことなどありえない。帝国主義として凶暴化し戦争に踏み込んでいく。日米同盟を強めつつ、自民党総裁選で噴出した大軍拡政策に踏み込むしか、生きる道がないのである。
日帝が改憲と中国侵略戦争にのめりこみつつあるのは、こうした多面的・全面的な危機をかかえ、必死に延命しようとしているからだ。死の苦悶(くもん)にあえぐ日帝を打倒する現実性はますます強まっていく。プロレタリア革命の勝利へ、意気軒高と11月労働者集会をかちとろう。
(島崎光晴)
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▼消費者態度指数 消費者マインドを示す指標。米国ではミシガン大学の調査研究センターがアンケート調査し、毎月300人を対象とした速報値、500人対象の確報値を発表する。
ウィシュマさんの死の真相究明を
ウィシュマさんの死の真相究明を
ビデオ開示求め一斉行動
9月25日、「ウィシュマさん事件の真相究明を求める学生・市民の会」が呼びかけた「ビデオの全面開示」を求める全国一斉行動が、全国8カ所で取り組まれた。学生・市民の会が呼びかけたビデオ開示・再発防止徹底を求める署名は8万1015筆を超えるなど、青年・学生が軸となった運動が広がっている。
法務省にサイレントデモ
東京では午後3時、日比谷公園から「真相究明と再発防止/ビデオの全面開示を求めます」という要求を掲げたサイレントデモが、法務省に向けて出発した。
名古屋入管で収容中のスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさんが3月6日に亡くなってから半年以上、いまだに死の真相は闇の中だ。いや、そうではない! ウィシュマさんは入管の医療放棄と虐待によって飢餓状態となり、殺されたのだ。にもかかわらず法務省・出入国在留管理庁は、その決定的証拠であるビデオ(2月22日から3月6日までウィシュマさんを撮影)の全面開示を拒否し続けているのだ。
法務省は8月10日付「最終報告書」で死因も特定せずに、改善策の第一に「全職員の意識改革」を挙げた。
12日、法務省は遺族のみ(代理人弁護士の同席を拒否!)に2時間に編集したビデオを開示した。過酷な映像に遺族が耐えられず1時間10分で中断したが、妹のワヨミさんは、声を限りに「姉は動物のように扱われ殺されました。このビデオを全ての外国人は見るべきだ。明日はあなたかも知れない」と訴えた。
デモ後、代理人の指宿昭一弁護士は、「今までの延長線上に職員の意識改革? それで何が変わりますか。死亡がなくなりますか? そんなことはありえない! 一度解体して出直すぐらいの改革をしなければ、入管も入管行政も変わらない」と断言した。200人を超えた参加者全員が「そうだ!」と応じた。
この日、名古屋駅前に立った妹のポールニマさんは「入管の人たちは人間の命の大切さを全くわかっていないと思います」「真相がわかるまで日本に滞在し頑張る覚悟です」と語った。
入管収容所を解体しよう
「全職員の意識改革」が叫ばれる中、東日本入管センター(牛久入管)では8月27日、業務委託先の民間会社の警備員が運動場で被収容者の首を絞め上げ、全治2週間のけがを負わせる事件が起きた。東京入管でも深夜に過呼吸の発作を起こしてドアをたたいて助けを呼んだ被収容者に対し、「迷惑行為だ」と7、8人の職員が居室に突入し押さえつけ、けがを負わせている。
日本での在留資格がないことを理由に司法の介在もなく外国人を意のままに拘束し、無期限に監禁し続け、「動物のように扱っている」のが入管だ。
戦前、入国管理は内務省所管の警察行政の一環だった。戦後、内務省解体後、特高関係者が入管業務に流れ込んだ。侵略戦争と植民地支配の中で培った朝鮮人・中国人への差別意識が戦後も継承されたのだ。
今、日本軍慰安婦制度や徴用工の強制連行・強制労働を歴史から抹殺しようという日本政府のもとでは、外国人を虐待し命までも奪い続ける入管体制の改革・改良などありえない。
コロナ下でもたらされた医療崩壊が労働者人民の命を奪っている。ウィシュマさんの命を奪った入管に対する怒りは、新自由主義がもたらす全ての怒りとつながっている。入管から全ての被収容者を解放し、入管解体へ! 難民・仮放免者、外国人労働者と共に11・7日比谷に集まろう!
厚労省が福祉団体に労災防止を要請 介護施設での死傷災害が急増
厚労省が福祉団体に労災防止を要請 介護施設での死傷災害が急増

14の福祉、介護関係団体にオンラインで協力を要請した
「福祉、介護施設の労働災害が急激に増えている。従事者が安心して働き続けられる環境づくりに、より一層取り組んでほしい」。
9月29日、三原じゅん子・厚生労働副大臣は、14の福祉、介護関係団体とオンラインでつなぎ、協力を要請した=写真。特に労災の7割を占める腰痛、転倒と、高齢従事者の労災について積極的な防止対策を求めた。
2020年の福祉、介護施設における死傷災害(従事者が死亡または4日以上の休業)は1万3267人。前年から32%増え、他業種と比べても増加率が突出して高い。5年前と比較しても5670人増えている。
福祉、介護施設ではかねて従事者の腰痛、転倒が問題となっており、20年の労災でも7割は腰痛、転倒で、そのうち5割は1カ月以上の休業となっている。
こうした状況に厚労省は福祉、介護を労災防止の重点業種と位置付け、初めて副大臣が直接、関係団体に協力を呼び掛けた。
団体を代表して発言した全国老人福祉施設協議会の平石朗会長は「腰痛は無理な姿勢での移乗などで発生することが多いことから、負担を軽減するためリフトなどの介護機器、ロボット、ICT(情報通信技術)の導入を積極的に進めている」と述べ、日本介護福祉士会の今村文典副会長は「職能団体として目の前の介護職チームの介護力、チームメンバーを守るスキルを高めることで、各事業所とともに労災防止に取り組んでいく」と話した。
三原副大臣は「積極的な取り組みにより業界全体の安全基準の向上が図られることを期待する」と応じた。
要請を受けた団体はほかに、全国社会福祉協議会、全国有料老人ホーム協会、全国老人保健施設協会、全国社会福祉法人経営者協議会、日本社会福祉士会など。
医療費500円が払えない、お米がない…貧しい家庭の子どもの健康が危ない
医療費500円が払えない、お米がない…貧しい家庭の子どもの健康が危ない

「ほんの一瞬でも、相談をしたり、息抜きができることで救われることもある。かた苦しくない、緩やかな繋がりを目指したい」と三島氏
年収と健康には因果関係がある――近年、さまざまな研究によってそんな事実から明らかにされてきた。格差が広がる日本でも問題視され始めた「健康格差」が今、新型コロナの影響で深刻化している。「こども食堂」や小児科医療の現場から、低所得家庭の子供を追い詰める健康格差をレポートする。
「久しぶりの白いご飯だ」困窮家庭の食から見えるもの
コロナ禍による生活困窮のしわ寄せは、子供たちにも迫っている。子供が一人でも行ける、無料または低額の食堂を「こども食堂」と呼ぶが、その現場はどんな状況なのか。全国のこども食堂を支援する認定NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」の広報、三島理恵氏に話を聞いた。 「全国のこども食堂の現状と、困りごとを聞く私たちの最新のアンケート結果を見てみると、多くのこども食堂のスタッフが『地域全体の困窮度合いが目に見えるようになった』など、困窮家庭との繋がりの増加を挙げています」
一時は活動を休止するこども食堂も少なくなかったが、むすびえの調査によると現在は93.7%が活動しており、そのうち、食材やお弁当を配布する、フードパントリー活動をするこども食堂の割合は69.8%に上るという。そういった場所には親子の姿も多い。 「皆さんにお米を配ったときは『久しぶりに白いご飯が食べられるね』と呟いたご家庭があったり、年齢的に普通ならお菓子に飛びつくはずのお子さんがそれに見向きもせず『お母さん、お米があるよ~』と嬉しそうに言っていたそうです。
ほかにも、やはり喜ばれるのはレトルト食品など、子供が一人でも“チン”して食べられるようなもの。子供が一人で食事をとる、孤食がさらに進んでいるように思います」
デザートのフルーツも、ぜいたく品
新鮮な野菜や、デザートのフルーツも、ぜいたく品。フードパントリーでも「やはり果物やお菓子は相当喜ばれる」という。 「以前、キウイフルーツを配ったとき『久々の果物だ』と多くの方から大変喜ばれたそうです。主食ならまだしも、嗜好品で出費がかさむのは厳しいとか。すごくギリギリな状態にあるご家庭が増えているのを改めて実感しました」
虫歯にも健康格差が…
このほかにも、子供の虫歯から健康格差が見えてくるという。文部科学省が発表している「学校保健統計調査」によると、12歳の永久歯の一人あたり平均むし歯の数は毎年減少しているが、「むし歯自体は減っている一方で、経済的な問題で通院や検診ができずに一人で10本以上虫歯があるような“口腔崩壊”している子供の状況は深刻です」(三島氏)という。
コロナ禍で通院を控えたり、経済的に厳しくなれば余計に歯医者から足が遠のく。東京都葛飾区で活動している「えまいまキッズカフェ」代表の森谷哲氏は、100本もの歯ブラシを配布した。 「するとママたちから『子供たちの歯ブラシ久しぶりに交換できます!』って、すごく喜んでいただきました。こんなにニーズがあるなんて……と、驚きましたね」
こども食堂は4年で15倍以上に増加
状況は厳しくなる一方だが、支援者たちは一人でも多くの子供を支えようと必死にもがいている。 「こんな大変な時期なのに、こども食堂は4年で15倍以上に増加し、全国約5000か所以上に上ります。会食形式で開催できないところも、フードパントリーにしたことで、ご家族で一緒に取りに来てくださったり、相談を聞いたり。
家庭の事情がより見えるようになって、結果的に困窮状態がわかるようになったんです。状況に応じて別の支援を紹介したり、行政に繋ぐこともできるようになりました」(三島氏)
「おてら食堂」には高齢者6割
埼玉県では寺が動いた。加須市の光明寺では月に1回「おてら食堂」を開催。現在は感染対策のために食材や弁当を配布しているが、高齢者の利用が6割を超えている。 「年齢を問わず多くの方が、今支援を必要としています。お寺が交流の場となれば嬉しい。こんなときだからこそ、少しでも多くの居場所が増えてほしいです」(片山俊亮副住職)
「こども食堂」の数にも地域格差が…
いまやこども食堂は、さまざまな世代の人々が繋がる交流の拠点だ。しかし場所によって数が大幅に偏る、地域格差が生じている。 「小学校の区に一つはこども食堂がある状態をつくりたい。’25年までに実現したいと思います」と三島氏。
今こそ気軽に利用できる、拠点の拡大が求められている。
医療現場から見えた子供の貧困の姿とは?
また、貧困状態の子供や家族に寄り添う医師がいる。長野県にある健和会病院の小児科医、和田浩氏は「困窮家庭の子供は、ぜんそくを発症することが多い」と語る。 「理由はまだ明確に解明されていませんが、子供のぜんそくはダニやホコリなどのアレルギーが原因にあることが多いです。困窮されているご家庭は、部屋数が少なく狭かったり、どうしても環境がよくない状態になってしまう」 困窮した家庭の子供は病院にアクセスしづらくなるという。親の就労環境が直に影響するからだ。 「困窮している親たちはダブルワークやトリプルワークをしている人も多く、子供を病院に連れてくる時間がとれないのです。さらに、より深刻な問題として、困窮して時間的にも精神的にも余裕がなくなってくると、前向きな気持ちになれず、医師の指示にも従わなくなったりしてしまうんです」
医療費500円が払えない家庭も
また、子供の医療費の負担分も影響しているという。 「子供の医療費助成の制度で、長野県は中学3年生までは一律500円の一部負担金が必要です。『それくらい払えるだろう』と当然のように思われがちですが、現に払えないご家庭もあるんです。子供の健康格差をこれ以上広げないためにも、完全無料化の実現が求められます」
そうした貧困家庭のために、健和会病院では医療サービス以外に食料の支給なども手掛けている。 「実家が農家の職員もいるので、余った古米をもらって必要な人には差し上げています。また、職員が寄付してくれた子供服を休憩室に置いて持ち帰ってもらったり、入学式で着るような少しいい服を無料レンタルしたり。
それは貧困とか関係なく、誰にでもお貸ししています。やはり『貧困対策』という見え方だと嫌がる親御さんもいますので、できるだけ自然に寄り添えればと思います」 子供の健康を守る動きは、さまざまな場所で動きだしている。
【和田 浩氏】 健和会病院(長野県飯田市)院長。日本外来小児科学会「子どもの貧困問題検討会」代表世話人も務める。小児科専門医。’09年頃から子供の貧困問題に取り組む <取材・文/週刊SPA!編集部>
来年、4・28海上集会を再現 沖縄復帰50年記念事業 絆の歴史を次世代に 与論町と国頭村
来年、4・28海上集会を再現 沖縄復帰50年記念事業 絆の歴史を次世代に 与論町と国頭村

沖縄の日本復帰40周年記念事業として実施された海上集会の再現=2012年4月28日、沖縄本島―鹿児島県与論島間の北緯27度線上
来年の沖縄日本復帰50周年に合わせ、鹿児島県与論町(与論島)と沖縄本島最北部の国頭村が記念事業を企画している。
国境となった北緯27度線上でかつて行われた4・28海上集会の再現や、両町村の児童生徒らを相互派遣して記念式典やかがり火集会、記念行進などを計画。事業を通して祖国分断の歴史に思いをはせるとともに、両地域の親交を深める契機としたい考えだ。
県境の与論町と国頭村は古くから交流が行われてきたが、1953年に奄美群島が日本復帰した後も沖縄は72年まで米軍政下に置かれ、19年間渡航が禁止された。
沖縄復帰運動のさなかの毎年4月28日、かつての国境・北緯27度線上では、沖縄の復帰を求めて、漁船による海上集会が盛んに繰り広げられた。
事業は沖縄復帰50周年記念事業与論町推進委員会(委員長・田畑克夫町商工会長)と、祖国復帰50周年記念事業国頭村実行委員会(委員長・知花靖村長)が共催。
来年4月28日に海上集会を再現し、両地域の代表らが洋上で友好・平和を宣言する。両島を互いに眺望できる場所でかがり火集会も行う予定。また与論中から与論城跡までの1キロの区間を推進委員会や町の各種団体、国頭村からの参加者らが記念行進する。与論城跡内で式典や交流会なども企画している。
4月28日を挟んだ3~4日間の日程で児童の相互派遣事業も計画。10人程度の児童が両島を往来し、それぞれの記念事業に参加。両地域の絆の懸け橋として、復帰運動の歴史を次世代につなぐ。3月にはプレイベントとして、サザンクロスセンターで当時の復帰運動や、過去の復帰記念行事の様子などを紹介する写真展も行い、沖縄復帰50周年へ向けて機運を盛り上げる。
人事交流で国頭村から与論町へ出向している町商工観光課の渡慶次勇樹さんが与論町推進委員会の事務局を務めている。渡慶次さんは「与論島に来て初めて、国頭村や沖縄に対する与論の人の思いの強さを知ることができた。記念事業が両町村の友好発展の機会にもなれば」と話した。
奄美の南海日日新聞
「黒い雨」被爆者手帳を集団申請 広島市に100人以上
「黒い雨」被爆者手帳を集団申請 広島市に100人以上

「黒い雨」訴訟の控訴審判決の言い渡し後、「全面勝訴」の旗を掲げる弁護団。その後、菅義偉首相(当時)の談話が出たこともあり、原告以外の被害者が声を上げ始めた=2021年7月14日、広島市中区、上田潤撮影
広島への原爆投下後の「黒い雨」をめぐり、広島市の100人以上が11日、市に被爆者健康手帳の交付の集団申請を始めた。
訴訟の弁護団によると、200人規模に達する可能性もあるという。7月に原告84人全員を被爆者と認めた広島高裁判決を受け、菅義偉前首相が、原告と「同じような事情」の人の救済も早急に検討するとの談話を出している。
手帳を交付するための新たな指針が策定されることを見越しての申請となった。
【画像】黒い雨を浴びた人たちの調査の記録。「若死」「40代で死亡」などの文字が並ぶ
集団申請したのは、裁判の原告と同様、国の援護対象外の地域で「黒い雨」を浴びるなどした人たち。菅氏の談話を受け、弁護団が開いた相談会などに参加し、申請書類の作成を進めていた。
このうち広島市以外に住む人々も11日以降、各自治体に個別に申請するという。
菅氏の談話後、広島県と広島市、厚生労働省の担当者はこれまでに4回、オンラインで協議した。ただ、具体的な新指針案は示されないままで、策定時期も固まっていない。
広島市の松井一実市長は10月8日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、遅くとも来年4月から新指針により被爆者健康手帳を交付できるよう求めた。(岡田将平、福冨旅史)
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